人生とは、目的地への道程です。
人は、自らの目的を果たさなければなりません。
目的を果たすことによって、目的地を得るのです。
すべての人がそれぞれの幸福を得たいと考えています。
それは、人の目的となります。
人は、それぞれの幸福の地へと歩むのです。
人が目的を果たし、目的地を得るためには、道を進み続けなければなりません。
道を進むためには、道程を照らす必要があるのです。
道程が照らされていなければ、歩むことはできません。
人は、光に照らされた道を歩むのです。
闇雲に歩むことはできません。
それは、人が恐れているからです。
何の明かりも無く夜道を歩むことはできません。
勇気を以て歩んだところで、目的地を得ることはできません。
目的地を得る前に、深い穴に落ち込んでしまうでしょう。
そのため、道を照らす光が必要なのです。
人生の道を照らす光とは喜びです。
それは、新たな世界観です。
それは、新たな価値観によって実現します。
人が道を照らす光を得るためには、新たな価値観という火種が必要なのです。
習慣に捕らわれ、同じ選択を繰り返すのであれば、変わらない価値観によって変わらない世界を戯(たわむ)れるだけです。
それは退屈を導き、やがて苦悩へと変わるのです。
変わらない価値観によっては、人が幸福の地へと辿り着くことはありません。
それは、徐々に小さくなる灯火のようなものだからです。
道を進むにつれ、大きくて強い光が必要になります。
それは、山頂を目指すようなものであり、登るほどに厳しい環境となるからです。
小さな弱い光であれば、簡単に消えてしまうのです。
そのため、道を進むためには、より本質的で堅固な価値観が必要なのです。
里に暮らす人には、山頂の厳しさを理解することができません。
道を進まない者には、新たな価値観など必要としないのです。
そのような者は、変わらない価値観に安心しています。
しかしながら、それではどれだけの時間を以てしても、幸福の地を得ることはできないのです。
人生の目的地は高い場所、遠い場所にあるのです。
目の前にあるのではありません。
あなたは赤子の頃が幸福だと思いますか?
それが人生の目的なのでしょうか?
肉体は成長するものの、幼いままの精神によって人が幸福を得ることができると思いますか?
そのような価値観は役には立ちません。
寧(むし)ろ、それは重荷となるでしょう。
いつまでも幼い精神、古い価値観のままでいてはなりません。
それでは道を進むことはできないのです。
古い価値観に執着してはなりません。
あなたは常に新たな価値観を求めるのです。
それは、無知に出会うことによって実現します。
自分の中の無知に出会うということは、新たな知識に出会った時です。
新たな知識は、相対的にあなたの無知を知らせるのです。
新たな知識は、新たな価値観を形成するのです。
それは、道を照らす光となり、あなたの歩みを進ませます。
新たな知識に照らされた道を歩んで行けば、幸福の地へと辿り着くことができるのです。
知性の停滞は、人生の停滞を意味します。
あなたは常に(あなたの知らない)新しい知識に触れていましょう。
発見があなたを苦しめることはありません。
それは、あなたを喜ばせるのです。
人生に発見がなければ、あなたは簡単に苦しんでしまうでしょう。
話は単純です。
心は発見を楽しむのです。
ただそれだけです。
古い価値観を守ってはなりません。
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