友とは、誰のことでしょうか?
	あなたは誰を友と呼びますか?
	誰があなたを友と呼ぶでしょう?
	人は友を求めています。
	人にとって、友の定義は様々です。
	そのため、他人との間には相違が生じることになります。
	友の定義は、人を分けるのです。
	あなたは誰を友と呼びますか?
	あなたにとって友とは何ですか?
	あなたの寂しさを共に埋めてくれる人のことでしょうか?
	あなたを必要とし、共にいてくれとせがむ人のことでしょうか?
	あなたと共に悩みを分かつ人のことでしょうか?
	あなたと共に歩み、離れない人のことでしょうか?
	あなたを慰め、共に泣いてくれる人のことでしょうか?
	あなたのために復讐を果たし、仇(かたき)を討(う)つ人のことでしょうか?
	あなたを甘やかし、共に怠惰(たいだ)に過ごす人のことでしょうか?
	あなたに共感し、その思いを共に果たしてくれる人のことでしょうか?
	あなたを好敵手と見做(みな)し、励まし合う人のことでしょうか?
	あなたのためには何もせず、自己の利益を追求する人のことでしょうか?
	あなたは会ったこともないが、互いに知っている人のことでしょうか?
	あなたが道を踏み外そうとしている時に、叱(しか)ってくれる人のことでしょうか?
	あなたにとっての友とは誰ですか?
	あなたは誰を友と呼ぶでしょう?
	深く考えなければなりません。
	残念ながら、すべての人を友と呼ぶことはできません。
	なぜなら、友とは互いに高め合う相手のことだからです。
	あなたのために懸命に働き、相手のために懸命に働くことによって、そこに友情が生まれるのです。
	友とは、依存の間柄ではありません。
	どちらかが利用する間柄でもないのです。
	互いのことを等しく思いやることができる間柄こそが友であるのです。
	あなたはただ近くにいるだけの人を友と呼んではなりません。
	ただ近くにいるだけでは友とは呼べないのです。
	多くの人は誤解しています。
	そして、見せ掛けの友を増やすことに専念するのです。
	ただ近くに人がいることに安心します。
	ただ近くに人がいることの何に安心するというのでしょうか?
	人生の目的は成長にあるのです。
	成長することが難しい関係性は、あなたを苦しめるだけなのです。
	多くの人は幸福を求めています。
	しかし、近くに多くの人がいることを求めているのです。
	ただ近くに多くの人がいるだけでは、あなたは幸福を得ることはできません。
	寧(むし)ろ、余計な関係性によって、あなたの安らぎは崩壊するでしょう。
	誰とでも仲良くすることは良いことです。
	しかし、それは不可能です。
	偽善を手放しましょう。
	”すべては一つ”には他なりません。
	しかし、人間関係のレベルにおいては、それは分離する必要があるのです。
	分離しても一つに繋がっています。
	寧ろ、分離することがすべてを一つに繋げるのです。
	敵と共にいれば内部崩壊を起こします。
	水と火が共にいれば、その力は相殺されるのです。
	火は消えてしまい、水は灰で汚れてしまいます。
	水が容器に収まって火と分離すれば、互いは大きな力となるのです。
	互いの力を引き出すためには、分離する必要もあるということを覚えておきましょう。
	すべての人が友ではないのです。
	あなたにとっての友は誰ですか?
	火は火と、水は水と共にいれば良いのです。
	無理をする必要はありません。
	あなたの周りに高め合える人がいなければ、独りでいれば良いのです。
	孤独は悪いことでも、辛いことでもないのです。
	高め合える友を探しましょう。
	
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