すべての出来事には理由があります。
	何一つとして、理由を持たない出来事はありません。
	それがどのような些細な出来事であったとしても、そこには重要な理由があるのです。
	人生は理由で溢れています。
	あなたは数え切れない程の理由に囲まれています。
	それを見るかどうかはあなたに任されています。
	人は、その理由を知ることができます。
	また、それを知らずに過ごすこともできます。
	どちらを選択するかは、人によるのです。
	あなたはどちらを選びますか?
	あなたが決めることができます。
	あなたが理由を知る必要がないと考えるのであれば、何もしなくても構いません。
	あなたが何もしなければ、理由を知ることもないからです。
	理由を知ることがなければ、無知のままに過ごすことになります。
	それは、気楽なことです。
	そこには無知であるが故の楽しみがあります。
	あなたが理由を知りたいと考えるのであれば、理由を知りたいと心に強く念じましょう。
	理由を知りたいと強く念じれば、理由を知ることができるのです。
	それは、最善のタイミング、最善の形を以て導かれるでしょう。
	理由を知れば、知恵を以て過ごすことになります。
	それは幸福なことです。
	そこには知恵のある者の楽しみがあるのです。
	無知な者にも、知恵のある者にも、同じように楽しみが与えられます。
	しかし、楽しみがあれば、その対極に位置する苦しみも存在します。
	この世界には、陰陽の仕組みが存在しているのです。
	すべては、必ず対極の性質を持ち合わせるのです。
	陰の性質だけを持つことはありません。
	陽の性質だけを持つこともないのです。
	すべては、陰陽の性質を持ち合わせるのです。
	無知な者の苦しみは、無知であるが故に導かれます。
	それは停滞です。
	無知であれば、物事が先へは進みません。
	それは退屈を導き、怒りと争いを生じさせるでしょう。
	その苦しみは、無知である者が受けるのです。
	知恵のある者の苦しみは、知恵があるが故に導かれます。
	それは壁です。
	知恵があれば、物事が先へは進みません。
	それは悩みを導き、挫折と絶望を味わうでしょう。
	その苦しみは、知恵のある者が受けるのです。
	しかし、考慮しなければならないのは、無知である者の人生には変化がなく、知恵のある者の人生は展開があるということです。
	同じように楽しみと苦しみを受けても、その本質は全くと言って良い程に違うものであるのです。
	無知である者は、立ち止まって喜び、そして、立ち止まって苦しみます。
	知恵のある者は、進みながら喜び、そして、進みながら苦しむのです。
	すべての人は同じように喜び、同じように苦しみます。
	しかし、受け取る結果には違いがあるのです。
	あなたはそのことを覚えておかなければなりません。
	あなたが人生を豊かなものにしたいと考えているのであれば、理由を知らなければなりません。
	目の前の出来事が何のために導かれたのか?という”当然の”疑問を持たなければならないのです。
	多くの人は、この疑問すらも持たないのです。
	自分の心臓がどうやって動いているのか?ということにすら、疑問を持つことはないのです。
	理由を知れば、壁を乗り越えることができます。
	あなたには様々な疑問があるばずです。
	それを知りたいとは思いませんか?
	何も知らずに生きて満足することができると思いますか?
	すべての出来事には理由があるのです。
	それを一つでも多く解き明かしましょう。
	あなたが解き明かした理由の数だけ、人生は豊かさを増しているでしょう。
	
0 件のコメント:
コメントを投稿