すべての存在は成長しなければなりません。
それは、成長することこそが幸福であるからです。
どのような幸福も、成長によって導かれます。
それがどのような成長であれ、幸福をもたらす力を持っているのです。
人生は思い通りには進まないものです。
これは、誰にとっても同じです。
それは、人の求める理想と、人生の提供する最善の間に隔(へだ)たりが存在しているからです。
人が成長しなければならないのは、未熟であるからです。
人生が理想通りに展開することは、人の破滅を意味しています。
あなたは子どもの願望をすべて叶えてあげるでしょうか?
子どもの抱えている願望には問題が多く含まれています。
あなたにはそのことが分かるはずです。
子どものことを真剣に考えるのであれば、すべての願望を実現するような真似はしないはずなのです。
”わたし達”はあなたを子どものように考えています。
それは、我が子のように考えているということです。
”わたし達”が求めるのは、あなたの真の幸福なのです。
あなたが偽りの幸福を楽しむことを求めてなどいないのです。
あなたの願望は、残念ながら歪んでいます。
あなたは未熟であり、何に真の価値があり、何が真の幸福であるのかを知りません。
そのため、理想通りに人生が展開することは、あなたにとっては危険なことなのです。
”わたし達”は、あなたの願望が安易に実現することが無いように手助けをします。
しかし、この世の理(ことわり)である因果の仕組み無視することは出来ません。
そのため、あなたの心に呼び掛けて、あなた自身の行為によって結果を調整させているのです。
あなたには苦しんで欲しくはありません。
あなたには喜んでいて欲しいのです。
それは、”わたし達”があなたを愛しているからです。
しかし、愛しているが故に、あなたの願望を阻止(そし)していることを知らなければなりません。
成る可(べ)くはあなたの理想通りには展開させません。
これは、あなたを破滅から遠ざけるためです。
破滅から遠ざかることによって、冷静さを以て自らの方向性を精査(せいさ)し、それが真の幸福へと繋がっているのかを審査(しんさ)して欲しいのです。
しかしながら、大抵の人は”わたし達”の思いに気が付くことはありません。
人生が理想通り、思い通りに展開しないことに憤慨(ふんがい)し、人生に争いを引き込むのです。
残念ですが、”わたし達”にはあなたの人生を支配する力はありません。
あなたは、自らの行為によって人生を決めるのです。
”わたし達”には、あなたの人生を決めることは出来ないのです。
そのため、あなたには自らの人生に対する責任があるのです。
”わたし達”は最善へと導きますが、どうするかを決めるのはあなたなのです。
あなたは誰かや何かを頼ることは出来ません。
自力によって行うのです。
どのような選択も、あなたが自力によって決めなければならないのです。
そのことを忘れてはなりません。
”わたし達”はあなたに最善を導きます。
あなたが偽りの幸福を嫌い、真の幸福を求めるのであれば、目の前の状況がどのようなものであろうとも、心を閉ざすことの無いようにしましょう。
受け入れることが理想ではありますが、あなたと同じように、”わたし達”の思いも理想通りには展開しないのです。
そのため、あなたに受け入れることを強いることはありません。
しかし、あなたには覚えていて欲しいのです。
人生には最善が存在しています。
しかし、あなたはそれを知りません。
”わたし達”は、あなたよりも少しだけ知っているのです。
”わたし達”はそれをあなたに導きます。
人生が理想通りに展開しなくても、人生に争いを引き込んではなりません。
”わたし達”はあなたを愛しています。
そのため、人生が理想通りに展開しないのが自然です。
そのことを覚えていて欲しいのです。
簡単に争ってはなりません。
すべては、あなたの幸福のために導かれているのです。
それは、成長のためなのです。
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