この世界には、豊かに生きる人と、乏しく生きる人がいます。
	人は、豊かに生きるか、乏しく生きるのかを決めることができます。
	残念ながら、人はどちらかを選ばなければならないのです。
	豊かに生きるというのは、満足して生きるということです。
	現状に対して満足し、感謝して生きることを豊かさと言うのです。
	贅沢な暮らしのことではありません。
	贅沢な暮らしをしている人であっても、乏しく生きている人はいるのです。
	乏しく生きるというのは、不満を以(もっ)て生きるということです。
	現状に対して不満を抱き、文句を吐いて生きることを乏しさと言うのです。
	この世界には、感謝する人と、文句を吐く人がいるということなのです。
	感謝する人は文句を吐きません。
	文句を吐く人は感謝をしないのです。
	この二つの状態を同時に生きることのできる人はいません。
	あなたは感謝することか、文句を吐くことかを選ばなければならないのです。
	豊かに生きる人は感謝をしています。
	現状に対して感謝することができる人というのは、可能性を見出しているのです。
	可能性を見出す人は、可能性を得ることができます。
	豊かさとは、可能性のことなのです。
	すべての人が可能性を豊かさと感じるのです。
	乏しく生きる人は文句を吐いています。
	現状に対して文句を吐いている人というのは、可能性を見失っているのです。
	可能性を見失っている人は、可能性を失います。
	乏しさとは、可能性を失った絶望のことなのです。
	すべての人が、絶望を乏しさと感じるのです。
	豊かに生きたいと考えている人は、現状に対して感謝をしましょう。
	そうすれば、どのような現状に対しても可能性を見出すことが許されます。
	乏しく生きたいと考えている人は、現状に対して文句を吐きましょう。
	そうすれば、どのような現状に対しても可能性を見失うことが許されるでしょう。
	人は、どちらかを選ばなければなりません。
	しかしながら、あなたは好きな方を選ぶことができるのです。
	豊かに生きる人と、乏しく生きる人がいるのは、どちらかを選ぶことができるからです。
	生まれや環境や状況を言い訳とすることはできません。
	なぜなら、それ等に恵まれていない人であっても、豊かに生きることができるからです。
	それ等に恵まれていようが、乏しく生きる人もいるのです。
	人生とは、自分自身の選択なのです。
	結果に違いがあるのは、原因に違いがあるからです。
	それ以外の理由はありません。
	この世界には、因果の仕組みが存在しています。
	そのため、奇跡というものは存在しません。
	すべての結果には、それに相応しい原因が存在しています。
	豊かに生きる人は、感謝という原因を所有し、乏しく生きる人は、文句という原因を所有しているに過ぎないのです。
	単純な理由によって、人は人生を決めているのです。
	あなたが乏しさを感じ、豊かに生きたいと考えているのであれば、文句をやめて感謝すれば良いだけなのです。
	ただそれだけのことなのです。
	しかしながら、多くの人は難しく考えます。
	特別な場所で、特別なことをすれば、人生が豊かになると思い込んでいるのです。
	残念ながら、人が乏しく生きることになったのは、特別な場所で特別なことをしたからではありません。
	乏しく生きることになったのが特別な方法ではないのに、どうして豊かに生きるために特別な方法が必要だと考えるのでしょうか?
	あなたは、冷静に考えるべきなのです。
	あなたが乏しさを感じているのであれば、それは日常によってそうなったのです。
	あなたが豊かさを求めているのであれば、日常によってそれを実現することができるのです。
	原因を変えることによって、結果は変わります。
	原因に相応しくない結果など、決して導かれはしないのです。
	原因とは、あなたの選択です。
	あなたの言動こそが、人生を築いているのです。
	誠実に、真摯(しんし)に生活すれば良いのです。
	豊かな人生にとって、それ以外の方法は必要ではありません。
	豊かさか乏しさを、感謝か文句によって選びましょう。
	
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