すべての人は、成長することを目的として生まれました。
すべての人は、成長を志(こころざ)し、それを実現しなければなりません。
成長とは、より良く成るということです。
あなたは、より良く成る必要があるのです。
より良く成るということは、より良いものを生み出すということです。
あなたは、より良いものを遺さなければならないのです。
あなたは、より良く成ろうと志しているでしょうか?
そして、より良いものを遺そうとしているでしょうか?
残念ながら、多くの人は志を持たずに生きています。
多くの人は、より良く成ろうとは考えていません。
多くの人は、偽りの満足に捕らわれ、それを手放すことを恐れているのです。
そのためより良くなるという変化を求めはしません。
現状で得られる満足が形を変えないように、現状維持を図るのです。
より良く成ることがなければ、より良いものを生み出すことはできません。
あなたの人生の目的は成長することであり、満足は、より良いものを生み出すことによって得られるのです。
現状維持によって得られるものは、真の満足ではないのです。
偽りの満足は、やがて大きな問題として表面化するようになります。
満足だと思っていたものによって、苦悩を得るようになるのです。
それは、人生の目的に反した結果なのです。
人生の目的に従って生きることによって、人は豊かさを覚えます。
しかしながら、人生の目的に反すれば、人は乏しさを覚えるのです。
残念ながら、自分勝手に幸せを得ることのできる人はいないのです。
あなたが幸せを手にするためには、より良いものを遺す必要があるということなのです。
あなたは、より良く成る必要があり、より良いものを遺す必要があります。
そのことを覚えておかなければなりません。
しかしながら、多くの人はそのことを忘れてしまいます。
志を失った者は、同時に主体性を失います。
主体性を失った者は、誰かや何かに依存することによって、幸福を得ようと考えるのです。
しかしながら、そのような方法によって幸福を得た人はいません。
それは、誰かや何かに依存することによっては、より良く成ることも、より良いものを遺すこともできないからです。
多くの人は、教えを覚えることによって成長することができると考えます。
残念ながら、教えを覚えることによって成長することはできません。
多くの人は、教えを伝えることによって成長することができると考えます。
残念ながら、教えを伝えることによって成長することはできません。
多くの人は、教えを真似することによって成長することができると考えます。
残念ながら、教えを真似することによって成長することはできないのです。
大切なのは、より良く成り、より良いものを遺すということです。
教えをそのままの形にとどめているのであれば、それは成長とは成り得ないのです。
変化することこそが成長です。
あなたは、古い教えをそのまま守ってはなりません。
古い教えにそのまま従ってはならないのです。
その教えが的を得ていようが、そのままの形にとどめてはならないのです。
教えを、食物のように噛(か)み砕き、それを力に変える必要があるのです。
食物をそのまま飾っておけば、腐ってしまいます。
それでは価値を粗末にしているようなものなのです。
教えをそのまま飾っておいてはなりません。
教えは、それを自分なりの解釈や体験に変えていかなければならないのです。
そのため、型にはまった方法に執着してはならないのです。
型にはめれば、それ以上にはならないからです。
あなたは覚えておかなければなりません。
あなたは、より良く成り、より良いものを遺す必要があるのです。
教えを大層なものと思い込んで、それを飾っていてはなりません。
それは、より粗悪な人を作り、より粗悪なものを遺すことになるからです。
志を失ってはなりません。
謙虚(けんきょ)に誠実に生きましょう。
より良く成り、より良いものを遺すのです。
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