すべての人は立場を得ています。
	人は、立場に従って行わなければなりません。
	誰も、立場に逆らうことはできないのです。
	立場とは、あなたの主人であり、あなたは立場の僕(しもべ)であるということを覚えておきましょう。
	あなたは、立場に従って行わなければなりません。
	立場に従って行うとは、その仕事を全(まっと)うするということなのです。
	人は、それぞれに立場を持ちますが、そこで与えられている仕事を立派に果たさなければなりません。
	ただこなすのではありません。
	立派に果たすのです。
	立場に逆らっているのであれば、その仕事を全うすることはできません。
	自らが置かれている立場がどのようなものであろうとも、あなたはそれに真摯(しんし)に向き合う必要があるのです。
	気に入るか、気に食わないかは、思い込みによって異なります。
	気に入るかどうかは、偏見によって決められていることなのです。
	そのため、気に入るかどうかで判断しているのであれば、あなたは立場に苦しむことになるでしょう。
	人は、必要があって、その立場を与えらえれています。
	それを拒絶することは、人生の必要を拒絶するということです。
	それは、成長のために必要な学びを拒絶するということであるのです。
	成長のために必要な学びを拒絶するのであれば、人が豊かな人生を生きることはできません。
	豊かな人生とは、豊かな自分によって導かれるのです。
	拒絶を用いる者は豊かではありません。
	拒絶を用いてはならないということではありませんが、気に入るかどうかで拒絶をしているのであれば、豊かさを得ることはできないということなのです。
	大切なのは、立場に従うことです。
	そこには、必要な学びが導かれるのです。
	そして、他者も自らの立場を学んでいるということを理解する必要があるのです。
	人には、それぞれに立場が存在するのです。
	立場を持たない人はいません。
	すべての人が、それぞれに相応しい立場を得ているのです。
	人は、互いに立場に従っています。
	それは、仕方のないことなのです。
	あなたが立場に従わなければならないように、他者も自らの置かれた立場に従う必要があります。
	それは、そこに学びが存在しているからです。
	あなたは、現在の立場に不満を抱えてはなりません。
	気に入らないかも知れませんが、それが今のあなたにとっては相応しく、必要な学びなのです。
	現在の立場を拒絶して、より良い立場を求めたとしても、それが導かれることはありません。
	なぜなら、その立場は自らに相応しいからです。
	人の判断は未熟です。
	あなたは自分や他者に相応しい立場を探してはなりません。
	自分が苦しい立場にあろうとも、それが相応しいのです。
	他者が羨(うらや)ましい立場にあったとしても、それが相応しいのです。
	大切なのは、立場に拘(こだわ)ることではありません。
	立場とは、学びを導く環境に過ぎないのです。
	あなたは、より良い立場を求めて方方(ほうぼう)を駆け回る必要はないのです。
	自分は自分に相応しい立場を得ており、他者は他者に相応しい立場を得ているのです。
	自分の立場を拒絶し、他者の立場を羨む必要はありません。
	立場などというものは、必要に応じて変化するものです。
	それにいつまでも執着しているのであれば、変化に取り残されてしまうのです。
	停滞は乏しさを導きます。
	豊かな人生を生きるためには、変化を受け入れる必要があるのです。
	変化を受け入れるというのは、現状を受け入れるということです。
	現状を受け入れることのできない者には、変化を受け入れることはできないのです。
	なぜなら、変化は次の現状であるからです。
	現状を拒絶する者は、別の現状であっても同じように拒絶するのです。
	あなたは、誰もが立場に従っているということを覚えておきましょう。
	それぞれには、相応しい分際(ぶんざい)というものがあります。
	人の立場とは、自らの分際を越えないのです。
	あなたはこの世界において、”自分”というものを学んでいます。
	そのため、すべての人が置かれた立場に従う必要があるのです。
	あなたは、自らの立場を弁(わきま)えましょう。
	そして、他者の立場を考慮して察する必要があるのです。
	その立場でなければ学ぶことのできないことがあります。
	人は、それを得ようとしているのです。
	覚えておきましょう。
	
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