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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2017年10月18日水曜日

背負った荷物

人には、それぞれに分際が与えられています。
すべての人は、自らに与えられた分際と共に生きる必要があります。
分際とは、役割を果たすための制限です。
すべての人には役割が与えられています。
すべての人は、自らの役割を果たすために生きているのです。
しかしながら、多くの人が自らに与えられた役割を見失っています。
自分が何のために生まれたのか?
何のために生きているのか?ということを見失っているのです。
役割を見失ったとしても、それを果たさなければなりません。
そのため、分際という制限が設けられているのです。
あなたが自らに与えられた役割を見失ったとしても、分際がそれを見失うことはありません。
分際はあなたを役割に引き寄せます。
あなたがどのような選択をしようとも、分際によって自らの役割に立ち返るようになっているのです。
多くの人は自らの役割を見失っている状態です。
そのため、無理をして様々なものを求めます。
本当は欲しくないものや、本当は必要ではないものを無理に求めているのです。
それは、皆がそうしているからです。
誰かがそれを”良いもの”だと言ったからです。
自らの役割を見失っている人は、他者の役割と自らの役割を混同してしまいます。
他者にとって”良いもの”が、あなたにとって”良いもの”とは限りません。
それは、それぞれに役割が異なるからです。
”良いもの”とは、役割を果たすために必要な要素に過ぎません。
人は、それぞれの立場によって、何かを”良いもの”と思うのです。
役割は、人それぞれに異なります。
そのため、必要もそれぞれに異なるのです。
それは、必ずしも”良いもの”が共通しないということを意味しているのです。
あなたには、あなただけの”良いもの”が存在しています。
もちろん、共通するものもあります。
すべての生命にとって、陽の光や 水が”良いもの”であるようにです。
大切なのは、共通しなくても”良いもの”は良いということを知ることなのです。
この世界において、あなたは唯一の存在です。
あなたと同じ人は存在しません。
それは、あなたと同じ役割が存在しないことを示しているのです。
あなたに似た人は存在し、似た役割は存在します。
しかしながら、それ等は異なった存在なのです。
あなたは、他者とは異なるものを背負います。
それが、初めから背負っているものでも、誰かに背負わされたと思うものでも、自分で背負ったものでも、それを背負っているのはあなたなのです。
それを背負っているのであれば、背負ったままで歩むしかないのです。
荷物の重さに耐え兼ねて、それを投げ捨てて歩む者は、必要な荷物が無いことによって道を進むことができません。
あなたが背負っている荷物の中には、道を進むための大切な必要が存在しているのです。
必要な荷物を手放せば、それ以上を進むことはできません。
責任を果たさずに、幸福を得た人がいるでしょうか?
責任を放棄する人を、あなたは尊敬することができるでしょうか?
責任を果たさない者は自由を失います。
背負った荷物を投げ捨てる者は、依頼主によって自由を奪われるのです。
覚えておかなければならないのは、あなたが役割を与えられているということです。
あなたは自分のために生きてはいないのです。
あなたは自分のために生まれたのではありません。
あなたは、依頼主のために生まれ、役割を果たすのです。
仕事を放棄すれば自由を失います。
あなたは幸福を得るために生きているのです。
人生を豊かなものにしなければなりません。
そのためには、自らの分際の導きに従わなければなりません。
背負ったものを背負ったままで歩みましょう。
それがどのようなものであろうとも、意味のある荷物なのです。
どのような荷物を運ぼうとも、あなたはそれを丁寧に扱わなければならないのです。

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