人生を豊かなものにするためには、仕事を果たさなければなりません。
仕事とは、与えられた役割のことです。
あなたは、自らに与えられたこの世界での役割を果たさなければならないのです。
それ以外の方法によって、あなたが人生を豊かなものとして認識することはできません。
何をやっても満たされません。
快楽を貪(むさぼ)ろうとも虚しいだけなのです。
仕事を果たすこと以外は、すべてが虚しいのです。
あなたは、そのことに気が付く必要があるのです。
虚しく時を過ごしてはなりません。
虚しさを集めて、無理に心を満たそうとしてはなりません。
虚しさによって心を慰めようとも、決して満たされることはないのです。
あなたは、仕事を果たさなければなりません。
しかしながら、人は自らに与えられたこの世界での役割を見失っています。
それは、同時に仕事を見失っているということなのです。
残念ながら、自らの役割を覚えている人はいません。
すべての人が、虚しさを集めるのです。
あなたが集めているものも、残念ながら虚しさなのです。
しかしながら、そのことを受け入れはしないでしょう。
あなたが集めているものが虚しさだと言われれば、不愉快な気分に成ることでしょう。
しかしながら、あなたは自分を見詰め直さなければなりません。
多くの人は、多くを集めます。
それは、欲する気持ちです。
なぜ、欲する必要があるのでしょうか?
それは、虚しいからです。
虚しさを埋めるために、より多くを求めるのです。
虚しさを抱えているために、より多くが必要だと考えるのです。
何かが必要だと考えている人は、自らに与えられた役割を見失っているということを覚えておきましょう。
自らに与えらえた役割を見極める人は、何かが必要だとは考えません。
なぜなら、すべての必要が既に満たされているということに気が付くからです。
すべての必要が満たされていると知っている人は、それ以上を求める必要がありません。
そのような人は、与えることに必要性を見出すのです。
与えることによってのみ、人は自らに与えられた役割を果たすことができます。
役割を果たすとは、何かを与えることなのです。
あなたが人生を豊かなものにしたいと考えているのであれば、虚しさを集めることをやめましょう。
あなたは不足してはいないのです。
あなたは、必要を求めることはないのです。
すべての必要が既に満たされているのです。
そのことに気が付けば良いのです。
与えもせずに、どうやって役割を果たすというのでしょうか?
多くの虚しさを集めるよりも、一つの意義(いぎ)を与える方が良いのです。
あなたは、欲する気持ちを手放し、何か一つでも与える気持ちを育みましょう。
与えるものは何でも良いのです。
与えられるものを与えましょう。
無理をする必要はありません。
無理なものは無理なのです。
そのため、自分にできることから始めるのです。
欲するだけでは、虚しさの重荷に耐え切れなくなります。
与えましょう。
そうすれば、あなたの足取りは軽くなるのです。
欲すれば重たく、与えれば軽くなるのは当然なのです。
重たければ、先へと進むことができません。
軽ければ、どのような壁も乗り越えて行くことができるでしょう。
問題を抱え、壁に阻(はば)まれていると思う人は、今すぐに欲する気持ちを手放すことです。
不安なのは分かりますが、それも手放しましょう。
与えられるものは与えるのです。
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