大切なのは、豊かに生きることです。
あなたは、豊かに生きなければなりません。
どのような状況に対しても、そこに豊かさを見出す必要があるのです。
人は、豊かに生きるために生まれたのです。
それがどのような問題であり、苦悩であろうとも、そこにも豊かさは存在しています。
それを問題とし、苦悩しているのは、そこに存在する乏しさに焦点を当てているに過ぎないのです。
この世界には、陰陽の仕組みが存在しています。
あなたの心の中にも、陰陽の仕組みが備わっているのです。
そのため、あなたは物事の陰の部分を見出すこともできれば、陽の部分を見出すこともできるのです。
陰の部分とは、破滅的な性質です。
それは、マイナスの力として働きます。
陽の部分とは、建設的な性質です。
それは、プラスの力として働くのです。
陰と陽の性質は、どちらも無くてはならないものです。
どちらも大切な力です。
しかしながら、そのバランスを保つことをしなければ、陰と陽のどちらの力であっても乏しさを導くことになるのです。
バランスを崩せば、陰と陽のどちらの力によっても、あなたは問題と苦悩を得ることになるでしょう。
豊かに生きるということは、陰と陽のバランスを保つということです。
陰と陽のバランスによって、豊かさが導かれます。
あなたが豊かに生きるためには、陰と陽のバランスを保たなければならないのです。
残念ながら、多くの人は乏しく生きています。
多くの人は、問題や苦悩を抱えながら生きているのです。
それは、陰と陽のバランスを崩した状態によって生きているということなのです。
多くの人は、不安を抱えています。
不安を解消するために、我欲に従うのです。
我欲とは、自分を守ろうとする気持ちです。
多くの人は、不安によって自分を守ろうとしているのです。
そのため、自分の利益となる陽の性質を求めるのです。
それと同時に、自分の損失となる陰の性質を否定します。
多くの人は、損得勘定によって、物事を選択しているのです。
しかしながら、すべての人は未熟です。
すべての人が無知であるのです。
そのため、見解は歪んだものなのです。
残念ながら、歪んだ見解によって導き出される選択が豊かさを導くことはありません。
歪んだ見解によって導き出される選択は、乏しさを導いてしまうのです。
あなたは自分の見解を信用してはなりません。
あなたは不安を抱えているのです。
その時点において、あなたは利己的な選択に陥(おちい)ってしまうのです。
不安を抱えているのであれば、すべての見解は間違っているということを覚えておきましょう。
あなたが豊かに生きるためには、自分の判断を信用し過ぎないことです。
目の前には、いつも理想とは懸(か)け離れた現実が導かれます。
多くの人はそれを嫌うでしょう。
しかしながら、あなたは受け入れ難い現実の中から、豊かさを見出す必要があるのです。
否定によっては、何も好転しません。
選り好みによっては、人生を豊かなものにすることはできないのです。
目の前に導かれる現実は、決して受け入れ易いものではないでしょう。
しかしながら、それは意味を以(もっ)て目の前に導かれているのです。
この世界には、無駄なもの、無意味なものは存在しないのです。
すべてがあなたにとっての重要な意味のあるものなのです。
そのことを理解しなければなりません。
豊かさは、どこにでも存在しています。
もちろん、乏しさもどこにでも存在しているのです。
陰を嫌い、陽を追い求めてはなりません。
陰陽のバランスを保つのです。
それは、目の前に導かれる現実によって教わるでしょう。
現実を大切にする気持ちを保てば、陰陽のバランスは保たれるでしょう。
現実を大切にして、豊かに生きましょう。
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