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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2018年5月27日日曜日

弱さも役に立つ

あなたは、目的を果たさなければなりません。
それは、あなたが果たすべき目的なのです。
他の誰かの果たすべき目的ではありません。
あなたには、あなただけが果たすべき目的があるのです。
目的を果たすのは、あなたの仕事です。
目的を果たすためには、それを果たすに相応しい自分を実現しなければなりません。
そのためには、成長する必要があるのです。
成長することがなければ、目的を果たすこともありません。
人生の目的は、容易に果たすことの出来るものではないのです。
なぜなら、成長を実現することが容易ではないからです。
成長を実現するためには、全方向性への成長が求められます。
一箇所を成長させたとしても、それは、成長ではないのです。
例えば、多くの人は、強くあることが成長であると考えます。
成長するために、強くあることを目指しているのです。
強さとは、限定された方向性です。
強さを強化することは、例えば、硬(かた)さを強化するようなものです。
それは、枯れ枝のようなものなのです。
ただ、硬くするだけであれば、それよりも強い力の前に折れてしまいます。
硬くするだけではならないのです。
強さを求める人は、弱さを嫌います。
弱さとは、柔らかさのようなものです。
多くの人は、柔らかさを弱さだと考えるのです。
それは、若枝(わかえだ)のようなものなのです。
ただ、柔らかくするだけであっては、簡単に折れてしまうのです。
強さを求める人は、それを嫌うのです。
大切なのはバランスです。
成長とは、全方向性の強化です。
強さと弱さの強化によって、成長は実現するのです。
力強く、しなやかな枝であれば、暴風にも耐えることが出来ます。
暴風に耐えるためには、強さと弱さが協力しなければならないのです。
多くの人は、全体性を見失っています。
多くの人は、全体の一部分に捕らわれているのです。
そのため、成長しようとして、強さにこだわるようになってしまうのです。
成長するためには、弱さが必要です。
弱さの協力がなければ、人は成長を実現することが出来ないのです。
あなたは、弱さも役に立つということを覚えておきましょう。
自分の弱さを拒絶してはなりません。
弱さを活用することで、成長を実現させるのです。
水は飲まれる程に弱い存在ですが、それを飲み干すことは出来ません。
水は生命に対して、従順に仕(つか)えていますが、水がなければ命を保つことは出来ないのです。
水は弱い存在ですが、それはとても強い存在でもあるのです。
暑い時には蒸発し、寒い時には凍ります。
水は環境に支配される弱い存在ですが、それがなければ自然は存続しません。
自然は、最も弱い水によって支えられているのです。
人は未熟な存在です。
それぞれに弱さを抱えています。
多くの人は弱さを否定します。
それは、強さを求め過ぎているためです。
大切なのは、弱さを認めることです。
弱さを認めることによって、人は環境に順応することが出来るのです。
しかしながら、弱さを認めず、強くあろうとすれば、自我を押し通すことになります。
それは、枯れ枝のように、やがては折られて投げ捨てられる結果に至るのです。
あなたは、強くある必要はありません。
あなたに必要なのは、成長することなのです。
弱さを認めることが出来れば、成長を実現することが可能です。
弱さも役に立つということを理解し、自分の弱さを認めましょう。
そうすれば、成長し、豊かに生きることが出来るでしょう。

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