人生とは、一歩一歩の積み重ねに過ぎません。
あなたの一つ一つの選択によって、人生が築かれるのです。
あなたは、人生というものが地道なものであることを理解しなければなりません。
残念ながら、多くの人は人生が地道なものであり、一歩一歩の積み重ねであることを知りません。
多くの人は、人生には思い掛けない幸運が導かれると期待しています。
人生には、"奇跡"や偶然が存在し、それが自分に訪れると思い込んでいるのです。
残念ながら、人生には、幸運も"奇跡"も偶然も存在しません。
この世界には、因果の仕組みが存在しているのです。
因果を無視して何かが起こるということは無いのです。
一歩を踏み出せば、あなたは一歩前に進むことが出来ます。
更に一歩を踏み出せば、二歩前に進むことが出来るのです。
一歩が二歩になることはありません。
二歩が十歩になることもないのです。
一歩は一歩であるということを覚えておかなければなりません。
一歩を踏み出しても、景色は変わりません。
実際には変わっているのですが、あなたには、それを認識することは難しいのです。
二歩前に進んだところで、景色の変化を感じることは難しいでしょう。
それは、十歩進んだところで同じかも知れません。
しかしながら、百歩を積み重ねれば、誰でも景色の変化に気が付くのです。
人生に一歩を踏み出すことは簡単なことではありません。
人生に一歩を踏み出すというのは、自分自身を変化、成長させるということだからです。
人が変化、成長することは難しいのです。
なぜなら、多くの人は変化を恐れているからです。
多くの人は変化することを恐れ、一歩を躊躇(ちゅうちょ)します。
それは、人生が地道な一歩一歩の積み重ねであることを知らないからです。
一歩を踏み出さなければ、人生は決して変わりません。
一歩を踏み出すことが出来るのは、あなたの意思だけなのです。
あなたが一歩を踏み出さなければ、一歩を進めることは出来ないのです。
幸運も"奇跡"も偶然も存在しません。
それ等に期待することは出来ないのです。
どのような現状であったとしても、そこから一歩を踏み出さなければならないのです。
人生を築くのは、あなたの意思です。
あなたは意思によって、どのような現状からでも人生を変えることが出来るのです。
あなたが、それを実行するのです。
遠くのものは良く見えます。
しかしながら、それも近付けば近くにあったものと同じです。
遠くの花畑も、近付けば土と虫で溢れています。
遠くの良く見えるものに思いを馳(は)せることによって、目の前の一歩を蔑(ないがし)ろにしてはならないのです。
夢や希望、理想を生きてはなりません。
あなたが生きるべきは現実なのです。
何よりも美しく輝く夜空の星に手を伸ばすことよりも、自らの歪んだ心に触れることの方が重要なのです。
遠くの良く見えるものに手を伸ばしても、人生が豊かさを得ることはありません。
その時、あなたは立ち止まっているからです。
大切なのは、一歩を積み重ねることによって、人生を変えることなのです。
近くのものは悪く見えても、実際には良いものです。
遠くのものは良く見えても、実際には良いものだとは言えないのです。
遠くに見える雪山は良いものですが、そこに豊かさを期待することは出来ません。
あなたは一歩一歩を地道に積み重ねましょう。
人生を豊かなものにする方法は、他を探しても見付かりません。
豊かな人生を生きている人も、地道に一歩一歩を積み重ねた過去があるのです。
豊かな現状だけを切り取って考えてはならないのです。
豊かな人生を生きている人が、地道に一歩一歩を積み重ねたということを忘れてはなりません。
地道な一歩一歩の積み重ねも、方向性さえ間違っていなければ、最善の近道であるということを理解しましょう。
狡猾(こうかつ)に歩んではなりません。
それは、豊かさを遠くしてしまうからです。
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