希望を失わずに努め励む

残念ながら、人生が思い通りに展開することはありません。

人生は、あなたが知らない最善を知っているのです。

人生は、最善に展開しますが、あなたは最善を知らないのです。

そのため、あなたの思いとは異なる展開が、人生には導かれることになるのです。

あなたは、人生をコントロールすることは出来ません。

雨粒の一つさえ、あなたにはコントロールすることが出来ないのです。

あなたは、人生の導く最善に従わなければなりません。

あなたは、人生の導く最善に逆らうことは出来ないのです。

本来ならば、最善に逆らう必要はありません。

しかしながら、人は未熟です。

未熟であるために、最善に逆らおうとするのです。

しかしながら、人生に逆らうことは出来ません。

あなたの人生に対する反抗は、残念ながら実現しないのです。

あなたは、人生に従わなければなりません。

人生を思い通りにコントロールすることが出来るなどと思い上がってはならないのです。

雨粒が落ちれば、それを避けて休まなければなりません。

雨粒に反抗したところで、ずぶ濡れになるのが落ちなのです。

ずぶ濡れになりたくなければ、雨粒を避けなければなりません。

人生に抵抗しても無駄です。

あなたには、人生に勝る力はないのです。

樹木は、自然の理（ことわり）を受け入れます。

そのために、大樹と成るのです。

雨粒が落ちれば受け入れ、日差しを受ければ葉を茂らせます。

春には花を咲かせ、夏には果実を着け、秋には葉を落とし、冬には沈黙するのです。

逆らうことは最善ではありません。

そのことを樹木は知っているのです。

そのために、受け入れるのです。

人生は形を変えます。

人生は、変化と共に存在するのです。

自然環境は、樹木の姿を変化させます。

例えば、風雨にによって枝は折られてしまうのです。

樹木はそれを受け入れます。

そして、折れたところから新たに芽吹くのです。

同じように、あなたの人生もその形を変えます。

人生には、様々な困難が訪（おとず）れます。

それによって、道が断たれてしまうこともあるでしょう。

これまでの計画や常識が通用しなくなる状況が訪れるのです。

その時、多くの人は希望を失ってしまいます。

しかしながら、それは最善の方法ではないのです。

人生が形を変えるのは、より良くするためです。

風雨によって折れた枝は、より風雨に強い枝として再生されます。

間延びしていた枝は、間隔の狭い枝へと進化するのです。

変化することは、決して悪いことではありません。

変化することによって、人生は良くなるのです。

改悪に思えることも、その本質は改善なのです。

人生に間違いはありません。

人生は最善のみをあなたに導くのです。

間違えているのはあなたです。

人生の導く最善に対して、あなたが理解に乏しいだけなのです。

そのことを理解しなければなりません。

人生は、より良くなっています。

そのように思えなくても、希望を失わずに努め励（はげ）みましょう。

困難が襲う時に、希望を失って諦めてしまう者には、幸福を得ることは出来ません。

困難が襲う時にこそ希望を失わずに、自分のやるべきことに努め励むことが幸福を得る唯一の方法なのです。

現状がどのようなものであろうとも、希望を失ってはなりません。

努め励むことをやめてはならないのです。

困難を前にして、どのように生きられるか？ということが重要なのです。

大雨の日もあれば、日照りの時もあります。

それでも、あなたは希望を失わずに努め励みましょう。

そうすれば、幸福を得ることが出来るのです。