この世界に存在を許されているものすべてには、大切な役割が与えられています。
すべての存在が何等かの役割を果たすために働いているのです。
それが、小さな命であっても、一粒の小石であってもです。
すべての存在がこの世界のために働いているということを理解しなければなりません。
すべての存在が、意識的、無意識的に世界に対して貢献しようと努めています。
あなたにどのように映ろうとも、すべての存在が世界に貢献しようとし、それぞれの形で貢献しているのです。
多くの人は自らの信じる正義に従って世界を決め付けます。
そのために、善悪の判断によって、すべての存在が持つそれぞれの役割を見失っているのです。
正義感の強い者、傲慢な者、偏見によって生きる者は、自分自身の役割(目的)を追い求めることには懸命です。
しかし、他人や他の存在の役割を考慮することはないのです。
そのため、自分自身の役割を果たそうとする気持ちが先行して自分勝手になり、思いやりを見失ってしまうのです。
思いやりを見失った結果、不満や争いを生み出し、孤立と分裂を引き起こすのです。
自らがこの世界に存在を許されているということを知らない者もいます。
自分自身に与えられた大切な役割というものがあることすら知らずに生きている者は、この世界には数多くいるのです。
多くの人が自らの役割を知りません。
そのために、無関心や無気力を引き起こし、自己憐憫(じこれんびん)や自己批判の状態に陥るのです。
あなたは、自分自身が何等かの大切な役割を与えられているということを知りましょう。
あなたがどのような人物であろうとも、あなたには必要性があるのです。
必要であるために、この世界に存在することを許されているのです。
この世界に必要でなければ、存在を許されないのです。
この世界に存在することができるのは、役割を持つ者だけであるということを覚えておかなければならないのです。
あなたが生きているのであれば、何も心配する必要はありません。
あなたがどのような人物であり、どのような状態であろうとも、必要性があるために存在しています。
あなたや周囲の人には理解することのできない大切な役割が与えられているのです。
そのため、自分自身の必要性が見出せないからといって、自暴自棄(じぼうじき)に陥る必要はないのです。
人はただ懸命に生きれば良いのです。
難しく考える必要はありません。
世界に対する役割を理解することは簡単なことではありません。
なぜなら、世界に対する自分自身の役割を理解するためには、自分自身が何者であるのか?ということを知る必要があるからです。
機械には様々な形の部品が使われています。
機械が正しく機能するためには、様々な形の部品が正しく働かなければなりません。
何か一つでも足りなければ、機械が正しく機能することはないのです。
そのため、どのような部品であっても、蔑(ないがし)ろにしてはならないのです。
部品がどのような形と性能を持っているのか?ということを知らなければ、その役割を理解することはできません。
あなたはこの世界に対して必要ですが、それがどのような形で必要であるのか?ということを知るためには、自分自身が何者であるのか?を知る必要があるということなのです。
あなたは自分自身が何者であるのか?ということを知っていますか?
これを知ることは簡単なことではないのです。
そのため、多くの人が自分自身の役割を知りません。
役割があることすら知らないでいるのが現状なのです。
あなたにはどのような役割があると思いますか?
あなたはそれを追求し続けなければなりません。
一生を掛けて、あなたは自分がどのような形によって、世界に貢献することができるのかを考えましょう。
そして、他人や他の存在がどのような形によって、世界に貢献することができるのかも考えるのです。
すべての存在には、大切な役割があります。
役割を持たないものは存在することができません。
あなたが忌(い)み嫌う対象であろうとも、そこには大切な役割が存在するのです。
そのことを忘れてはなりません。
自分を含め、すべての存在は世界に対して必要な役割を持っています。
そのことを理解することができなければ、あなたは苦悩することになるでしょう。
自分自身の価値や、他人との関係に対して苦しむのです。
すべてに必要な役割が与えられているということを知れば、苦悩は解決するのです。
他人との関係に悩む必要もなければ、自分自身の存在に苦しむこともないのです。
すべてが必要によって満たされます。
不要なものは存在しません。
それがどのようなものであろうとも、必要であるために存在しているということを知りましょう。
善悪によって判断することができるほど、この世界は簡単なものではありません。
存在するすべてに、大切な役割が与えられているということを忘れてはなりません。
感謝して生きていきましょう。
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