重たいものほど、強く引かれます。
その質量が大きいほどに、引力が増すのです。
質量の大きな物体と、質量の小さな物体を同時に落とせば、質量の大きな物体の方が早く地面に到達するでしょう。
それは、質量が大きいために強く引かれたのです。
すべての人は心を所有しています。
心の中には思考や感情という想念が存在しています。
人は、何かに対して必ず想念を抱きます。
そして、その想念が引かれるのです。
想念が大きければ、それは結果に対して強く引かれます。
誰もが強く思い描くことに対して、素早く行動を起こした経験があるでしょう。
しかし、やる気の起きないことに対しては、行動もままならないという経験もあるのです。
強く思い描くことによっては、人は強く引かれるために、行動を起こさずにはいられないのです。
人が行動するのは、それに対する想念が強いということを理解する必要があるのです。
想念の強弱によって、行動に対する選択が変わるのです。
想念の強いものに対して、人は意識的、無意識的にかかわらず行動するということを覚えておかなければならないでしょう。
大切なのは、自分自身の想念の状態をコントロールするということです。
何に対して強く想念を抱いているのか?ということに注意する必要があるのです。
そうでなければ、理想に対しての行動が伴わず、理想に反する行動によって苦悩するという結果を得ることになるでしょう。
あなたは、自らの心を見つめなければなりません。
自らの心を蔑(ないがし)ろにしてはなりません。
多くの人は自らの心の状態を理解してはいません。
一番近くにあるもののことを理解してはいないのです。
そのため、理想に反する結果を受け取ることになるということを知る必要があるのです。
多くの人は理想的な結果を受け取ることができてはいません。
苦悩に満ちた人生を生きているのがその証拠です。
多くの人は苦悩につきまつわられるのです。
それは、想念の比重に対して無頓着であるからなのです。
あなたは、自分自身の想念がどのような思考や感情に対して重きを置いているのかを知っていますか?
例えば、あなたが怒りに対して強い想念を抱いているのであれば、怒りという想念に対する質量が増します。
質量が大きければ、加速度は増します。
怒りの感情によっては、争いに引き寄せられるのです。
怒りの感情が強いほどに、争いは激しいものとなるのです。
引き寄せられないためには、質量を小さくする以外に方法はありません。
争い(に引き寄せられない)を生み出さないためには、怒りの感情を小さくする以外に方法はありません。
怒りの感情を小さくするためには、その対象を許すことや認めること、思いやることや尊重することなどの建設的な選択が必要です。
怒りとは違う感情に対して集中しない限りは、質量が小さくなることは有り得ません。
思えば思うほど、想念の質量は大きくなる一方なのです。
地球において、重力に逆らうことのできる物体は存在しません。
すべての物体が地に引かれます。
質量が大きな物体ほど強く引かれるために、その重量が大きいのです。
喜びに対して想念を向ければ、建設的な想念の質量は大きなものとなります。
建設的な想念が大きければ、幸福や豊かさという状況に引き寄せられるのです。
人が幸福や豊かさを求めているのであれば、喜びに対して想念を集中させる必要があるのです。
喜ばない者には幸福や豊かさはありません。
苦悩している者が、どうやって幸福や豊かさを手に入れると言うのでしょうか?
苦悩を苦悩とするのであれば、不幸や乏しさに対して引き寄せられるのです。
人は、自らの意思によって体重を増減させることができます。
体重が増せば身体は重たく、それによって様々な弊害(へいがい)が生じます。
体重が減れば身体は軽く、それによって様々な利点が生じるのです。
身体は肥えて重い状態よりも、痩せて軽い状態の方が幸福であるのです。
どちらの状態に利点が生じるか?ということを考える必要があるのです。
どのような想念に対して重きを置くのか?ということです。
この世界には逆らうことのできない大きな力というものが存在しています。
破滅的な想念に重きを置くことによっては、幸福や豊かさを手に入れることはできないのです。
あなたは、自らがどのような想念に対して重きを置いているのか?ということを観察しましょう。
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