世界は相関性によって成り立ちます。
すべての存在が一つに繋がっているのです。
存在同士には相関関係があります。
この世界において、独立して存在しているものはありません。
すべての存在が相関関係によって結び付いているのです。
関係の無いものは存在しません。
何をするにしても、必ず誰かや何かとの相関が成り立つのです。
独りで何かを行うことはできません。
あなたが何かを行えば、それに影響を受ける存在があるのです。
これとは反対に、誰かや何かが動けば、あなたは必ず影響を受けるのです。
様々な形によって、すべての存在が影響するのです。
この世界において、関係を持たないものは存在しません。
すべての結果、状況には、相関性を持つ二つ以上の存在が関わっています。
互いに影響力を持ち寄って導かれるのが現象としての結果であり、状況であるということなのです。
一つの存在が動けば、それに誘われて必ず他の存在が動きます。
すべてが一つに繋がっているために、一つの存在が動けばその両隣は動かざるを得ないのです。
相関する存在がどのように動くのかは、導き出される結果や状況によって変化します。
導き出される結果や状況に従って存在が動く必要があります。
作る料理に従って、必要な材料が変わるようにです。
これは、未来からの情報によって現在を決めているということなのです。
現在が変われば、過去も変わります。
未来と現在と過去とには、相関関係があるのです。
それと同じように、あなたと他人にも相関関係があります。
集団、社会、自然界、宇宙、人生・・・
これ等とも相関関係を持つのです。
あなたに関係の無いものは存在しません。
あなたはすべてと一つに繋がっています。
あなた以外の存在も、あなたに繋がっているのです。
すべてに相関関係があるということを理解しましょう。
”距離”によって強弱はあるものの、必ず影響を受けるのです。
一つの結果を導き出すためには、自分独りの力ではどうすることもできません。
また、相手独りの力であっても同じことです。
その結果に関係するすべての存在が協力し、必要な結果が導き出されるように努めなければ、それは叶わないのです。
画家が最高傑作という結果を導き出すためには、自分独りの力ではどうすることもできません。
自分独りの力では、自己満足や自己陶酔という結果に至るからです。
それは、名画とは成り得ないのです。
それを目にする人たちの前向きな評価がなければ、決して名画という結果を得ることはできないのです。
画家と観客との間には、強い相関性が存在しているのです。
このように、自分独りの力ではどうすることもできないのがこの世界の理(ことわり)です。
人は独りでは生きていくことができないのです。
必要な結果さえ、自分独りでは得ることができないのです。
自己中心的に生きているのであれば、他者との間に存在する相関性には気が付きません。
相関性に気が付くことができなければ、必要な結果を導くことはできないのです。
それでは、豊かな人生を得ることもできないのです。
あなたは常に誰かや何かに対して影響力を与えています。
あなたが求める結果のためだけに努めるのは間違いです。
他人が求める結果のために努めることを忘れてはならないのです。
あなたが自分勝手に生きるのであれば、相関性は崩れます。
互いが協力することがなければ、必要な結果や状況を導き出すことはできないのです。
視野を広く保たなければなりません。
自分独りで必要な結果を導き出すことなどできないのです。
自分のために努め、他者のために努めましょう。
人生は自分のものであり、他者のものであるということを理解しなければなりません。
世界は有って無いのです。
あなたは有って無いのです。
相関性を見失ってはなりません。
主役として、脇役として、懸命に努めましょう。
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