人は高くなければなりません。
高みを目指し、努力し続けなければならないのです。
人生の目的は成長にあります。
高みを目指して向上することがなければ、成長は実現しないのです。
人は高みを目指さなければなりません。
しかし、人は低くなければなりません。
低みを目指し、努力し続けなければならないのです。
人生の目的は成長にあります。
低みを目指して向上することがなければ、成長は実現しないのです。
高みを目指すことと、低みを目指すことは矛盾しているように感じるかも知れません。
しかし、人は高くあり、低くなければならないのです。
これを同時に実現する必要があるということを理解しましょう。
樹木は枝葉を伸ばします。
樹木は太陽を目指して枝葉を伸ばすのです。
太陽光をより効率的に得るために、枝葉に段を設けます。
枝葉に段を設けながら、太陽を目指すのです。
高くある枝ほど新しく、それは高みを目指すために効率の良い形をしています。
新しい枝葉は鋭く尖っています。
それは、新しいために充実していないのです。
枝葉の数が少ないために、鋭く尖っているように見えるのです。
高みを目指すことは新たな挑戦です。
新しく始めることには不慣れであり、不足が付き物なのです。
そのため、高みを目指す時には、不安定な状態を得ることになります。
新芽は柔らかく、簡単に折れてしまうのです。
樹木が高みを目指していると同時に、既に設けてある下の枝は葉の数を増やして充実するようになります。
それは、長く続けているために慣れが生じ、安定を得るからです。
樹木は、下の枝葉ほど豊かに茂り、充実しているのです。
長く育った枝葉は太くなり、簡単に折れることはないのです。
下枝の充実と、上枝の充実が実現しなければ、樹木が成熟を得ることはできないのです。
成熟した樹木は、たくさんの枝を有し、多くの葉を抱えているのです。
大樹になるほど、枝葉の数は増すのです。
人の成長と、樹木の成長は似ています。
人は高くもあり、低くもなければなりません。
向上心と好奇心を以て新たな領域に意識を伸ばし、既に得ている領域の充実に努めるのです。
外に広がるほどに細くなります。
新しい領域は、あなたを不安にさせます。
しかし、その領域の理解に努めるのであれば、やがてそれは太い枝となり、多くの葉を茂らせることができるのです。
高みを目指さなければ、光を受けることができません。
他の存在も光を求めて成長しているのです。
高く向上することがなければ、光を受けることができないのです。
低みを目指さなければ、光を受けることができません。
低くにあることによって、多くの光を集めることができるでしょう。
下枝の豊かな枝葉がなければ、多くの光を集めることは難しいのです。
低く謙虚になければ、教えを受けることはできないのです。
高くあって、低くありましょう。
この世界には陰陽の仕組みが存在しています。
高みばかり(ポジティブ)を目指しているのであれば、それは細長く頼りない樹木となり簡単に折れてしまうでしょう。
低みばかり(ネガティブ)を目指しているのであれば、それは十分な光を受けることができずに枯れてしまうでしょう。
高みと低み、どちらも大切なのです。
自信を持たなければなりません。
しかし、謙虚になければなりません。
どちらか一方を優先してはなりません。
それは、身の破滅を導くからです。
人生を大きな視点によって捉えなければなりません。
偏見によって選択してはなりません。
上も下も、大切にする必要があるということを覚えておきましょう。
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