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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2015年8月18日火曜日

心の栄養

食物を取り入れれば、肉体は太ります。
肉体を太らせるためには、食物を取り入れることです。
人の本質は心です。
肉体は人生を手助けする大切な仲間です。
それはあなたであり、あなたではありません。
そのため、肉体を太らせるだけでは不足しているのです。
人は肉体と同じように、心を太らせる必要があります。
心の成長がなければ、人生の豊かさは有り得ないのです。
心を太らせるためには、食物ではなりません。
どれだけの食物を取り入れても、心が太ることはないのです。
心を太らせるためには、知識を取り入れることです。
心は知識を食べ物としているのです。
知識を取り入れなければ、心は痩せて衰えます。
多くの人は肉体の状態ばかりに気を取られています。
肉体が痩せ衰えないようには気を使いますが、心が痩せ衰えることを気にすることはないのです。
人は肉体と心の双方が充実していなければなりません。
肉体だけでもなりませんし、心だけでもなりません。
あなたは肉体と心の双方の充実を目指しましょう。
しかし、食物を押し込むだけでは腹を下します。
無理に詰め込むだけでは、腹痛を引き起こすのです。
大切なのは消化することです。
肉体が消化し、栄養を吸収することができる量の食物に制限しなければ、体調を崩してしまうのです。
心もこれと同じことが起こります。
知識を詰め込むだけではなりません。
知識は知性として消化(昇華)させれます。
知識という食物の中にある栄養(気付き)を取り入れることによって、知性が高まるのです。
知性の高まりと共に、心は成長を遂げるのです。
知識を詰め込み過ぎれば、それを昇華することができずに下してしまいます。
それでは、どれだけの知識を求めても、豊かさを得ることはできないのです。
あなたは知識を詰め込むだけで満足してはなりません。
多くの人が知識を得ただけで満足しています。
しかし、それは腹に食物を詰め込むだけで満足しているのと同じなのです。
肉体の場合は、内臓はあなたの意思に関係なく(肉体の心によって)働いてくれます。
しかし、心の場合はそのようにはいきません。
心は自らの力で働かせ、知識を昇華しなければならないのです。
知識を昇華するためには、それを体験によって実感する必要があります。
体験によって実感することによって、知識は知性に変わるのです。
机上の空論では心を育むことはできません。
どのような知識にも、その証拠が必要であるのです。
それが、どのように優れた知識に思えようとも、真実でなければ栄養にはならないのです。
薬品を飲んで肉体を維持するようなものです。
偽物の栄養であれば、肉体は痩せ衰えてしまうのです。
その知識が世界に対して有効であるのか?
それは真理であるのか?
ということを確かめなければなりません。
どれだけの時間を過ごしても、気付きを得なければ身になりません。
あなたはただ知識だけを追求してはなりません。
その知識がどのような味であり、どのような栄養素を持っているのか?ということを確かめなければならないのです。
知識を得ただけで満足してはなりません。
暗記するだけでは、成長は実現しないのです。
知識に従って実際に行えなければなりません。
知識は忘れますが、知性は忘れないのです。
知識を昇華して心を育みましょう。
多くの知識は必要ではありません。
昇華することができる範囲の知識を嗜(たしな)みましょう。

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