自分自身を理解することがなければ、人生の意味を理解することはできません。
	自分自身がこの人生を生きているのです。
	人生においての原因は自分自身にあります。
	自分自身を理解することこそが、人生を理解することであるのです。
	自分自身を理解するためには、自分自身を探求する必要があります。
	自分自身を探求することによって、あなたは自分自身を知ることができるでしょう。
	自分自身の様々な情報を集めることによって、自分自身の理解に近付くのです。
	しかし、忘れてはならないことがあります。
	それは、この世界に存在する一切は、独立しては成り立たないということです。
	どのような存在であろうとも、必ず関係性を持ちます。
	すべての存在が支え合っているのがこの世界の特徴です。
	支え合わず、独立しているものなど存在しないのです。
	相対性を無視するのであれば、自分自身への理解から遠ざかるのです。
	あなたはすべての存在が互いに向き合っているということを理解しましょう。
	あなたには様々な存在が関係しています。
	あなたは自らに関係しているすべての存在を証明し、あなたに関係しているすべての存在はあなたを証明します。
	どちらかが欠けたとしても、互いを証明することはできません。
	そのため、自分自身という存在を理解するためには、それに関係している存在を理解する必要もあるのです。
	自分自身を証明するためには、それに関係している存在を証明する必要があります。
	あなたが人生の幸福を実現したいと考えるのであれば、自分自身を理解するために、自分自身に関係している存在を理解するように努めましょう。
	そして、それを証明するのです。
	自分自身を理解しようとする時に、多く人が主観によって自分自身だけを対象に理解を深めようと試みます。
	しかし、それは主観を突き詰めるだけであって、客観は軽んじられています。
	一つの対象には、様々な側面が存在しているために、ある一面だけを追求するだけでは理解に至らないのです。
	自分自身が考えるあなたと、他人が考えるあなたは違います。
	それは同じ対象ではありますが、違う視点から捉えているからです。
	同じ対象を観察するにしても、角度が違えば見え方は異なります。
	その対象を理解するためには、すべての角度から観察する必要があるのです。
	あなたは自分自身を主観によって観察していますが、客観を以て観察する必要があります。
	どちらか一方に偏(かたよ)るのであれば、決して理解することはできないのです。
	そのため、あなたは自分自身のことだけではなく、自分自身に関係している対象をも理解する必要があるのです。
	それは簡単なことではありませんが、同時に行う必要があります。
	何事に関しても、広い視野を保つ必要があるのです。
	視野が限定されてしまえば、理解に辿り着くことはできません。
	すべてのことを知らなければ、理解したとは言えないのです。
	相対関係にある存在に対する理解を疎(おろそ)かにしてはなりません。
	行き詰まることがあれば、視点を変えてみるのが良いでしょう。
	主観と客観をうまく使い、理解を深めましょう。
	二人の人が争っている時、一方の意見を無視しているのであれば、争いが解決することはありません。
	二人は全く違う主張をするでしょう。
	しかし、そのどちらも真実に違いありません。
	相反する主張のどちらも真実なのです。
	どちらも真実を主張していますが、視点(立場)が違うために争うのです。
	一方の意見を聞き入れるのであれば、判断を誤ります。
	どちらも真実であるのならば、どちらも受け入れる必要があるのです。
	あなたの見ているあなたは真実です。
	しかし、他人の見ているあなたも同じく真実です。
	そのことを忘れてはなりません。
	自分自身に関する情報は、それがどのようなものであろうとも大切です。
	情報を細かく拾いましょう。
	内のことばかり観察していてもなりませんし、外のことばかりを観察していてもなりません。
	様々な角度から観察しましょう。
	あなたに関する情報は、あなたを現します。
	それが内から来ようが、外から来ようが関係ありません。
	内と外、主観と客観の両方を大切にしましょう。
	そして、自分自身に対する理解を深めましょう。
	自分自身を理解することによって、人生は有意義なものとなるでしょう。
	
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