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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2017年5月18日木曜日

主観と客観の一致

人生とは、自分自身を知るための時間です。
すべての人は、自分自身を知るために人生を経験しているのです。
人は、様々な経験を通じて、自分自身を知ることができます。
どのような事柄であろうとも、それは、自分自身を伝えているのです。
人生には、それ以外の目的はありません。
あなたが生活しているのも、人間関係を築いているのも、仕事に勤めているのも、様々な苦悩に向き合っているのも、人生の役割を果たそうとしているのも、すべては自分自身を知るためなのです。
自分自身を知るために生まれ、自分自身を知るために死ぬのです。
そのことを知らなければ、人は、様々な経験に翻弄(ほんろう)されてしまい、冷静さを欠いて、自分自身を見失うでしょう。
自分自身を見失うことによって、人は人生の意味を見失ってしまいます。
人生の意味を見失えば、そこには絶望が待ち受けているのです。
絶望に落ち込めば、そこから抜け出すのは容易ではありません。
絶望にも重要な意味がありますが、落ち込まないで良いのであれば、落ち込まない方が良いでしょう。
あなたは自分自身を知るために人生を経験しているということを知りましょう。
自分自身を知ることが、人生の目的です。
そのため、あなたはどのような経験にも、自分自身を探しましょう。
あなたは思考の中に自分を探すことができます。
あなたの頭や心の中に飛び交う意識が、あなたの現状を伝えています。
あなたは行為の中に自分を探すことができます。
あなたの行為こそが、あなたの現状を伝えているのです。
あなたは他者の中に自分を探すことができます。
他者を通じて得られる経験によって、あなたは自分自身の現状を知ることができるのです。
あなたは状況の中に自分を探すことができます。
あなたの受け取る状況こそが、あなたの現状を伝えているのです。
自分自身を知るためには、客観性が必要です。
客観性を持たずに、自分自身を知ることはできません。
それは、自分自身というものが、あなたの最も近くに存在しているからです。
例えば、客観性を持たずに、自分の(肉体的な)顔を知ることはできません。
あなたは、自分で自分の(肉体的な)顔を知ることはできないのです。
それは、目が顔に備わっているからです。
あなたが自分の(肉体的な)顔を見るためには、水や鏡などの反射によって自分の(肉体的な)顔を知るか、他者に教えてもらうしかないのです。
自分自身を知るということは、決して容易ではないのです。
客観性を与えてくれる対象が必要なのです。
そのため、人生は自分勝手に生きることはできません。
思い込みの主観的な世界に生きているのであれば、自分自身を知ることはできません。
それは、自分の(肉体的な)顔を妄想したに過ぎないからです。
妄想に生きたところで、人生の目的を果たすことはできません。
人生とは現実なのです。
現実とは、主観と客観の一致する世界です。
主観に偏っても、客観に偏っても、それは現実ではないのです。
多くの人は主観に頼って生きています。
そのため、客観を大切にしてバランスを保つ必要があるということなのです。
あなたは、主観に頼ってはなりません。
客観性を大切にしなければなりません。
そうでなければ、自分自身を知ることはできないのです。
あなたは思考と行為と他者と状況を観察しましょう。
そして、考察しなければなりません。
そうすることによって、自分自身を知る手掛かりを得ることができるのです。
観察も考察もせずに短絡的に判断するのであれば、事象の外観に捕らわれてしまうでしょう。
事象の外観に捕らわれるということは、自分自身を構成する要素を知ることには繋がっても、その本質である自分自身を知ることはできないのです。
外観を詳しく調べられても、内容を知ることはできません。
内容を知るためには、外観とは異なる見方が必要になるのです。
外観を見るためには、主観を用いることで十分です。
しかし、内容を見るためには、主観と客観を用いる必要があるのです。
主観と客観が一致しなければ、本質である現実を得ることはできないのです。
あなたは、自分自身を知るためには、主観と客観を一致させましょう。
すべての事象の中に、自分自身を探せば良いのです。
人生を誰かや何かのせいにしてはなりません。
すべての事象が自分自身を起源としているという見方を忘れないことです。

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