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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2017年5月26日金曜日

満足の基準

あなたは、多くを所有してはなりません。
多くを所有すれば、苦悩を導くのです。
人は、持ち過ぎるものではありません。
人は、持ち過ぎないように努めなければならないのです。
しかしながら、多くの人は弱さを抱えています。
弱さは恐怖に根差します。
恐怖は不足を煽(あお)ります。
弱さは不足を恐れさせるのです。
そのため、多くの人は不足を回避しようと努めます。
不足を回避するために、必要以上に所有しようと努めるのです。
それは、恐怖によって導かれる結果であるにもかかわらず、多くの人はそれに満足を覚えるのです。
10割でも多過ぎるのです。
あなたは袋に満杯に詰め込んではなりません。
それは、袋を損なうからです。
あなたは、中身よりも袋の方が重要であることを知らなければなりません。
袋を損なってしまえば、他のものを詰めることができないからです。
袋を損なわないために、余裕を持たせるのです。
多くの人は10割を満足だと考えています。
欲深い者は、それを超えて欲しがるでしょう。
満腹になるほどに食物を詰め込めば、満足を得られるでしょう。
しかしながら、それは一瞬のことです。
一瞬の満足の後には、苦悩が襲うのです。
胃袋に食物を満腹に詰め込むものではありません。
腹八分という言葉があるのです。
満腹を得なければ、あなたは幸福を得ることができるでしょう。
大きな袋に必要以上に詰め込んでは、その重みに絶えられなくなります。
あなたは、必要以上の荷物を運ぶことはできないのです。
多くの人は必要以上に得ることで満足します。
それは、多くの人が弱さを抱えているからです。
弱さを抱えている人は、持ち過ぎることに幸福を覚えます。
必要以上に所有することを美徳と思い込んでいるのです。
残念ながら、この世界においては、持ち過ぎることに利点はありません。
それは、この世界には陰陽の仕組みが存在しているからです。
この世界のすべてに、陰陽の仕組みが関わります。
陰陽の仕組みには、”代償と報酬の天秤”が含まれています。
すべては、相応しい形に収まるのです。
誰であっても、代償に相応しい報酬を受けることができます。
あなたがこの世界を不公平だと思っているのは、偏見に陥(おちい)っているからです。
物事を短絡的にしか捕らえることができずに、自分の中だけで不公平だと思い込んでいるのです。
代償と報酬は、形を変えて導かれているのです。
そのことを理解しなければなりません。
知恵を育まなければ、偏見に陥ります。
偏見に陥れば、弱さを抱えることになるのです。
あなたは既に、必要を受け取っています。
それは、”袋”が損なわれないように、余裕を持たせてあります。
そのため、満杯になるまでは受け取ることはありません。
偏見を抱える弱い者は、袋が満杯になるまで欲しがります。
袋が満杯になっても、尚欲しがるのです。
あなたは8割を満足の基準としましょう。
8割を得られれば十分なのです。
まだ入るからといって詰め込むものではありません。
詰め込んでも良いことなどないのです。
その時には良いと思えても、必ず後悔するのです。
人生は公平です。
すべては、代償と報酬の天秤によって計られます。
不正はありません。
あなたは自らの因果によって人生を決めるのです。
満足の基準を見誤ってはなりません。

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