すべての人は、可能性を目指さなければなりません。
	可能性を目指すということは、変化を目指すということです。
	人は、変化しなければなりません。
	それは、人生の目的である成長の本質が変化であるからです。
	人は成長するために生まれました。
	人は、変化するために生まれたのです。
	変化は豊かさを導きます。
	豊かさは、変化によってのみ導かれるのです。
	停滞は乏しさを導きます。
	停滞は問題を引き起こし、苦悩を導くのです。
	多くの人は、変わらないことに価値を見出します。
	それは、停滞するということであって、変化するということではありません。
	そのため、多くの人は乏しさに対して価値を見出しているということになるのです。
	停滞に価値を見出すのであれば、乏しさを受け取ることになるのです。
	停滞に価値を見出して豊かさを得ることはできません。
	多くの人が矛盾を抱えているのです。
	豊かさを求めているにもかかわらず、変化を嫌っているのです。
	人生において豊かさを得るためには、現状に停滞していてはならないのです。
	変化し続けることによって、豊かさが継続するのです。
	肯定と否定の繰り返しによって変化が生じます。
	この世界には、陰陽の仕組みが存在しています。
	陰と陽が繰り返すことによって、豊かさが導かれるのです。
	多くの人は、自分にとって都合の良いものを保有しようとします。
	自分にとって都合の悪いものは否定するのです。
	そのため、陰陽のどちらか一方に止まるようになるのです。
	陰陽のどちらか一方に止まることによって、変化を失います。
	そのため、自分にとって都合の良いものを保有しようとする考えは、乏しさを導くことになるのです。
	多くの人は、自分にとって都合の良いものを求めます。
	あなたが豊かさを必要と考えているのであれば、自分にとって都合の良いものばかりを求めてはなりません。
	都合の良いものと都合の悪いものを同時に保有するのです。
	あなたが歩むためには、地面に置いた踵(かかと)を地面から離さなければなりません。
	そして、再び踵を地面に置くのです。
	踵を地面に置く行為と、地面から離す行為を繰り返すことによって、あなたは歩みを進めることができるのです。
	踵を地面から離すことが都合が悪いからといっていつまでも置いておけば、歩むことはできないのです。
	自分にとって都合の悪いことにも、大切な意味があります。
	大切な意味があるために、目の前に導かれるのです。
	そのことを忘れてはならないのです。
	多くの人は、共感されることに価値を見出します。
	それは、共感されることによって他者に承認(しょうにん)されると思うからです。
	共感されることは、安心感をもたらします。
	他者からの共感によって、孤独感が紛れるのです。
	そのため、多くの人は他者からの共感を得られる状況に止まります。
	そして、自分を失うのです。
	自分とは、自然であることです。
	他者からの共感を基準に人生を選択するのであれば、人は不自然を得ることになるのです。
	人生は、歩むのが自然です。
	立ち止まっているのは不自然なのです。
	どのような問題や苦悩に会っても、歩み続けることが自然なのです。
	あなたが自然を失った時、問題や苦悩に会えば絶望し、立ち竦(すく)むことになるのです。
	本来ならば、問題や苦悩は成長の可能性を与えてくれる人生からの恵みです。
	問題や苦悩の中で変化を目指すことによって、人は成長することができるのです。
	すべての人が停滞に陥(おちい)ります。
	すべての人が問題や苦悩に会うのです。
	その時に、歩みを止めてはなりません。
	辛い時にこそ歩むのです。
	問題や苦悩の中で、共感者を探してはなりません。
	共感する(される)ことによって、可能性を失うのです。
	大切なのは、肯定と否定の繰り返しです。
	問題や苦悩を受け入れ、そして、それを手放さなければならないのです。
	問題や苦悩の中では、共感されないことにこそ可能性が存在しています。
	問題や苦悩の中で共感を求めてはなりません。
	あなたは、共感されないことにも可能性が存在しているということを理解しましょう。
	共感されることばかりを選択する必要はありません。
	可能性を必要とするのであれば、共感されないことを選択してみましょう。
	
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