世の中には、嘘が溢れています。
	人の世は、大半が嘘によって築かれているのです。
	あなたは、人の世を偽りだと考えなければなりません。
	人の世で真を探そうとしても、それは難しいことでしょう。
	それは、人の弱さに原因があります。
	人は弱い存在です。
	すべての人が未熟です。
	未熟な者は恐れを抱きます。
	大抵の人は恐れに従って選択します。
	大抵の人は、恐れを原動力としているのです。
	恐れは、自身を守らせます。
	恐れを抱えている人は、保身に走るのです。
	大抵の人は保身を考えています。
	保身を気に掛けないでいられるほど、人は強くないのです。
	大抵の人が利己的であるということを知らなければなりません。
	大抵の人が自分の利益を優先するでしょう。
	それは、人が弱いからです。
	あなたは、人が弱いということを理解しなければなりません。
	間違えてはなりませんが、弱いことが悪いと言っているのではありません。
	弱さに甘んじることは最善ではありませんが、現状が弱いからといって、それが悪いということではないのです。
	そのため、弱さを抱える自分や他者を責める必要はありません。
	弱さを認め、それを手放す心掛けによって生きていく必要があるのです。
	大抵の人が弱いために、人の世は恐れに支配されています。
	それは、利己的な社会構造を実現します。
	大抵の人が保身のために働きます。
	人の世は、自分の利益のために成り立っているのです。
	自分の利益を得るためには、嘘を吐く必要があります。
	真を吐けば、他者の利益を導くからです。
	人が強くあれば、真を吐くことによって他者の利益を導けば良いのです。
	強い人が互いの利益のために協力することは、最も価値のある行いなのです。
	しかしながら、それは理想であって実現することはありません。
	現実は、弱い人が自分の利益のために依存しているのです。
	人の世は嘘で築かれています。
	人々は、嘘の鎖(くさり)によって繋がれているのです。
	それは強固な鎖です。
	簡単に引きちぎることはできません。
	嘘の鎖は、複雑に絡み合っているのです。
	嘘の鎖に繋がれている以上、あなたが自由を得ることはできません。
	それは、嘘が依存を導くからです。
	嘘を吐くことによって、人は依存に陥(おちい)ります。
	嘘を吐くことによって生み出された矛盾を隠すために、更なる嘘が必要となるからです。
	人は嘘に嘘を重ねます。
	その嘘が露呈(ろてい)しないためには、秘密を共有する仲間が必要なのです。
	嘘を吐く者は依存を避けることはできません。
	嘘を吐くほどに、嘘の鎖は縺(もつ)れるのです。
	嘘の鎖を引きちぎるためには、真が必要です。
	真を吐くことによって嘘の鎖は緩むのです。
	一度縺れた嘘の鎖を解くのは簡単なことではありません。
	嘘を吐くことよりも何倍、何十倍もの真の労力が必要となるのです。
	あなたが自由を必要としているのであれば、簡単に嘘を吐いてはなりません。
	自由を必要としているのであれば、真を吐きましょう。
	真はあなたに孤独を導きます。
	人の世で真を吐くということは、嘘の鎖で繋がった仲間を失うということになるからです。
	しかしながら、それで良いのです。
	人は真によって独立し、互いの利益のために協力することが最善であるのです。
	嘘の鎖によって依存してはなりません。
	真の協力によって、共に生きましょう。
	
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