多くの人は、人生に対して不安を覚えます。
多くの人は、不安と共に生きているのです。
それは、人生に対する確信がないからです。
確信がないために不安を抱えるのです。
多くの人が不安を覚えるのも仕方ありません。
なぜなら、多くの人にとって、人生は未知であるからです。
これから導かれる状況を事前に知っていれば、不安を覚えることはありません。
予定調和を不安に思う人はいないのです。
あなたには、これから導かれる状況を知ることはできません。
どのような状況が導かれるのか分からないために不安なのです。
行き先を告げられずに旅路を行けば、誰もが不安を抱えるのです。
事前に行き先を知っていれば、道程に向き合うこともできるのです。
しかし、あなたは知らないのです。
それは、学びのためです。
あなたにとって、人生が予定調和であるのならば、学ぶことはありません。
既に理解していることを、再び体験する必要はないのです。
あなたが体験する必要があるのは、未だに理解していないことなのです。
そのため、人生が予定調和であってはならないのです。
あなたが学ぶために、人生は未知であることを覚えておきましょう。
あなたが未知を避けることはできません。
あなたは常に未知を体験するのです。
その度に不安を抱えていても仕方ありません。
不安はあなたを鈍(にぶ)らせるからです。
不安が強ければ、重荷を背負って旅路を行くようなものなのです。
それでは、学ぶものも学べません。
大切なのは、不安の荷物を減らし、効率良く学びを得ることなのです。
あなたにとって不安は大切な感情であるために、それを完全に手放すことはできません。
目的は、不安を減らすことなのです。
不安を減らし、人生の旅路を進み易くするのです。
そのためには、人生の構造を知っておく必要があるのです。
人生は予定調和ではありませんが、理(ことわり)が存在しています。
どのような人生も理を無視することはありません。
すべての人生が理の中で展開しているのです。
人生の理の一つに、”人生は螺旋状に展開する”というものがあります。
あなたは人生において、同じことを繰り返しているように感じることがあるでしょう?
あなたは同じ”ような”ことを繰り返してはいますが、同じことではありません。
人生は同じような体験を導きますが、それは、以前とは少しだけ異なっている体験であるのです。
以前の体験を経ているのだから、異なっていて当然です。
同じことのように感じるのは、螺旋の幅が狭いためです。
僅(わず)かな違いを認識することができていないだけなのです。
あなたがどのように認識しようとも、人生の理はあなたの意思に関係なく働きます。
あなたがどのような選択をしようとも、人生は螺旋状に展開しているのです。
人生の旅路は螺旋状であるということを覚えておきましょう。
あなたが人生を始めた時から、人生の螺旋は動き始めています。
それは、あなたが死を迎える時にまで続くのです。
あなたが諦めずに何かを続けているのであれば、人生は必ず展開するということを覚えておきましょう。
螺旋は、描くほどに大きな形となります。
あなたは螺旋の中心から人生を始めたのです。
生きるほどに、体験するほどに、螺旋は大きくなります。
それは、人生が経過するほどに豊かさを得ることを意味しているのです。
あなたの抱えている問題は、必ず小さなものとなります。
結論を急いではなりません。
あなたが螺旋を広げれば、問題は問題ですらなくなるのです。
何事も諦めずに続けてみましょう。
人生の螺旋は、あなたが学ぶほどに大きく育つのです。
あなたは何も知りません。
あなたには、人生を判断できるほどの力はありません。
あなたにできることは学ぶことです。
人生は螺旋状に展開しています。
そのことを覚えておきましょう。
不安に思うことがあったとしても大丈夫です。
人生は常に広がっているのです。
後の方が楽であるということを知りましょう。
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