人は、強く生きなければなりません。
	人は、逞(たくま)しく生きるべきなのです。
	あなたは自分自身を鍛え上げる必要があります。
	あなたは自分自身を磨く必要があるのです。
	自分自身を洗練しなければ、強く生きることはできません。
	誰もが、人生の目的を所有しています。
	誰もが、人生の目的を果たすために生きているのです。
	しかしながら、人生の目的を果たすのは簡単なことではありません。
	なぜなら、人生の目的を果たすためには、それに相応しい力が必要であるからです。
	力が不足しているのであれば、目的を果たすことはできません。
	多くの人は、力不足に陥っています。
	そのため、人生の目的を果たすことができません。
	多くの人が、不満の中に生きています。
	それは、人生の目的に向き合ってはいないということです。
	人生の目的を果たすために生きているのであれば、満足の中に生きることができるのです。
	どのような状況を得ようとも、それが人生の目的に沿っている道であるのならば、満足を得ることができます。
	しかしながら、それが人生の目的に反する道であるのならば、どのような状況を得ようとも不満を抱くことになるのです。
	人は、自らの人生の目的に沿って生きる必要があるのです。
	自らの人生の目的に沿って生きるためには、強くなければなりません。
	弱ければ、人生の目的に沿って生きることはできません。
	それは、風に吹かれて舞い散る落ち葉のように、目的を他者に任せることになるのです。
	自らの人生の目的は、自力によって果たさなければなりません。
	誰かや何かに任せていても、人生の目的を果たすことはできないのです。
	あなたの人生の目的を知る他者はいません。
	誰も、あなたの代わりにあなたの人生の目的を果たすことはできないのです。
	あなたの人生は、あなたに責任があるのです。
	あなたは自らの責任を果たすことができるほどに強くなければなりません。
	強くなるためには、苦しみを大切にする必要があるのです。
	あなたが強くなるためには、苦しみの協力が不可欠です。
	苦しみの協力無くして、強さを得ることはできません。
	多くの人は苦しみを嫌い、拒絶します。
	苦しみから逃れるのであれば、却(かえ)って弱くなるのです。
	例えば、耕された土地に植えられた樹木は、土が柔らかいために細い根を張ります。
	土が柔らかいために、細い根で十分なのです。
	しかしながら、いくら細い根を張ったとしても、風雨によって簡単に倒れてしまうのです。
	硬い土地に根を下ろした樹木は、土が硬いために太い根を張る必要があります。
	硬い土を掘り進まなければならないために、根を強くする必要があるのです。
	太い根を張れば、風雨によって倒れることはありません。
	そして、根が強い分だけ、幹も枝葉も大きく育つことができるのです。
	樹木にとっての苦しみは、土が硬いことです。
	硬い土に根を張ることは容易ではないのです。
	しかしながら、硬い土に根を張る樹木は大きく育ち、自らの役割を十分に果たすことができるのです。
	多くの人は苦しみを否定しますが、それでは強い心は育ちません。
	思い通りになることや、都合の良いことばかりを求めてはならないのです。
	思い通りにならないことや、都合の悪いことにこそ、強さの秘訣(ひけつ)が備わっているのです。
	苦しみの中に根を張ることこそが、強さの原理なのです。
	甘えてはなりません。
	思い通りになることや、都合の良いことばかりを追い求めてはなりません。
	現実はいつも思い通りにはいかず、都合が悪いことばかりです。
	しかし、現実はあなたを強くするのです。
	自然はあなたを逞しく育てようとします。
	しかしながら、あなたは甘えて貧弱になろうとするでしょう。
	あなたは強く逞しく生きましょう。
	強さによって自由を勝ち取るのです。
	それはもちろん、自分の中の不自然(弱さ)に打ち克つための強さです。
	
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