惨めな思いを味わうことは、あなたにとってとても大切なことです。
人は愚かで弱い存在です。
弱いからこそ強くならなければなりません。
強くなければ理想を手にすることはできません。
理想を手にすることができなければ、豊かさを実現させることはできないのです。
誰もが初めは弱いものです。
初めから強い者など存在しません。
誰もが弱い自分からスタートするのです。
できないことは当たり前です。
失敗することは自然なことです。
初めからできるのであれば、時間も経験も必要ではないのです。
できないからこそ、人生においては時間や経験が存在しているのです。
「できる」というのは強くなるということです。
成長することこそが「できる」という達成を導きます。
成長し、強くなった者だけが成功を手にすることができるのです。
誰もが赤ん坊としてこの世に生を受けます。
生まれてくる時に成人は存在しません。
誰もが赤ん坊という立場から人生を始めなければならないのです。
赤ん坊は生きるために最低限に必要なもの以外は身に付けていません。
それは、人間という存在が時間と経験を消化する中で、様々なことを身に付けていかなければならないからです。
初めからできるようには人間はできてはいないのです。
強くなるためには、あなたが知らないことは山程あります。
分からないことなど数知れないでしょう。
強くなるということは、自らの無知に向き合うということなのです。
自らの無知と向き合う時、あなたは自分自身を惨めだと感じてしまうでしょう。
それは仕方のないことです。
誰もが自らの無知に対して向き合う時、そこでは必ず自らの惨めさに出会うのです。
そして、誰もが打ちのめされるのです。
あなたが強くなるためには惨めな気持ちに向き合うことが大切です。
惨めさを感じない者は、その時点において成長を放棄しているからです。
向上心はあなたの無知を白日の下に晒(さら)します。
向上心がなければ惨めな気持ちなど味わうことはできないのです。
あなたが惨めな気持ちを味わっているというのであれば、それはチャンスであると捉えなければならないでしょう。
惨めな気持ちをどのように導くことができるのか?
その方向性があなたを決めます。
あなたが愚かで弱い自分で良いというのであれば、惨めな気持ちから逃げ出せば良いでしょう。
あなたが強くなりたいと願うのであれば、自分自身の惨めさと闘わなければなりません。
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