あなたは自らの油断に注意しなければなりません。
油断は大敵です。
あなたは気を緩めてはならないのです。
何事に従事する時にも、あなたは気持ちを引き締めてそれに当たらなければならないのです。
あなたは自らが善人であるから守られると考えてはなりません。
あなたが善人という理由だけでは守られないのです。
善人も呼吸を止めれば死を得るのです。
善人という理由だけでは守られないのです。
あなたはそのことを覚えておかなければなりません。
安心することは大切です。
安心がなければ、それだけで人は苦しみます。
しかしながら、安心に浸り、それに溺れるのであれば、それは油断となり、あなたは災難に会うでしょう。
あなたは安心感と共に危機感を持っていなければなりません。
気の緩みが取り返しの付かない事故を引き起こしてしまうのです。
事故を得た後では遅いのです。
あなたが油断することがなければ避けられる事故があるのです。
避けられることは避けましょう。
どうしようもないことは仕方がありません。
しかしながら、詰まらない油断によって事故を起こすのであれば、その苦しみは増すでしょう。
できることができないのは問題なのです。
できないことは許されますが、できるのにやらないのであれば許されません。
気の緩みによってできることができないという状態。
気の緩みによって事故を得るということがあってはならないのです。
あなたは油断に注意しましょう。
油断は慣れによって生じます。
人は慣れによって横着になるということを覚えておきましょう。
慣れることによって怠けるということを知っておかなければならないのです。
油断とは怠けです。
やるべきことを疎かにしている状態が油断であるのです。
やるべきことを疎かにしている善人よりも、やるべきことを忠実にこなす悪人の方が守られるということを知りましょう。
怠惰な善人よりも、勤勉な悪人の方が結果を残せるのです。
あなたが善人であれば、それはとても素晴らしいことです。
しかしながら、善人であるだけではならないのです。
この世界は結果を残す者を優遇します。
一つも悪事を行ったことのない人であっても、怠惰で油断している人には苦しみがあります。
いくつもの悪事を行った人であっても、勤勉で注意深い人には喜びがあるでしょう。
それを不公平だと考えてはなりません。
あなたは油断してはなりません。
それが取るに足らないことであるにしても、それが自分自身よりも弱い存在であれ、油断している人は、その取るに足らないことや弱い存在によって痛み付けられるのです。
小さな生き物であると油断し、何の警戒もなく手を伸ばしたところを毒牙が襲うでしょう。
小さな生き物であっても、あなたの命を奪う力は十分に持っているのです。
油断は大敵です。
あなたは軽んじてはなりません。
どのようなものにも敬意を払いましょう。
何事も注意深く行わなければなりません。
気を緩めてはなりません。
見ていても見えていない時があります。
分かっていても分かっていないことがあるのです。
気の緩みがあなたの認識を遅らせ、歪めます。
何事にも気を張りましょう。
目の前のことに集中しましょう。
あなたは目的意識を保たなければなりません。
慣れによって麻痺した感覚に注意しましょう。
注意深く、思慮深く行うのです。
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