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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2014年3月17日月曜日

近くの泥

あなたは身近を大切にしなければなりません。
あなたにとって大切にすべきものは、あなたの近くにこそ存在しているのです。
あなたに近しい環境や状況や人物に親しまなければならないのです。
あなたは学んでいます。
人生のどのようなことも、あなたにとって必要であり、大切な意味を持ち、相応しいのです。
あなたはそれを学び、自らの汚れを除き、人格を高める修行をしているのです。
あなたは常に学びを身近に起きます。
あなたは自分自身でそれを意識してはいませんが、あなたの学びはあなたが触れることの中に存在しているのです。
人生はすべての瞬間が学びであるのです。
無駄は存在しません。
あなたが考えているよりも細かく、あなたが思っているよりも深く、人生の学びは存在しているのです。
あなたはそのことを覚えておかなければならないのです。
あなたが常に学んでいるということを知るなら、身近に存在しているものを蔑ろに扱うことはないでしょう。
身近に存在しているものを嫌う人がいます。
自らを生み育てた親兄弟、親族、近所の住人、職場の仲間、自らの生まれた土地、現在の生活・・・
自分自身の身近を嫌い、遠方に思いを馳せるのです。
身近を嫌っている人には、遠方にある景色が美しく見えています。
遠くに咲く花を見ては高揚しているのです。
しかしながら、遠方に見える景色も、身近に引き寄せれば同じことです。
遠くの花も、近くの花も同じものであるのです。
遠方に存在しているものはその粗(あら)が分からず、身近にあれば粗が見えるだけのことです。
近くの花も泥の中に咲いています。
近くの泥を嫌う人が遠方の花に憧れるのは、その時に泥が見えないからです。
遠くに瞬く星も、近くで見ればただの岩なのです。
あなたはそのことに気が付かなければなりません。
遠方のものは良いように見えます。
しかし、それを手にした時には、その幻想は打ち消されます。
遠方に思いを馳せて身近のものを軽んじてはなりません。
あなたにとって大切なものは、身近に存在しているということを理解しなければならないのです。
それが近くに存在しているほど、あなたにとっては重要なのです。
近いほど喜びは大きいのです。
近いほど楽しみは大きいのです。
近いほど怒りは大きいのです。
近いほど悲しみは大きいのです。
近いほど苦しみは大きいのです。
それは、近いものほど、あなたに対する影響力が大きいことを現しているのです。
感情が高まるほど重要なものであるということを知りましょう。
家族や恋人に遠慮がないのは、それが身近であるからです。
他人に感情をぶつけることができないのは、それが遠い間柄であるからなのです。
近いほど濃くなります。
あなたが充実した豊かな人生を望むのであれば、身近なものを大切にする必要があるのです。
あなたの所有する環境や状況や人間関係は、あなたにとっての大切な学びなのです。
そのことを理解しておかなければなりません。
あなたは身近なものに苦しみます。
しかしながら、学びとは自らにとって苦しいものなのです。
自らの汚れを取り除く作業であるのだから、苦しいのです。
あなたは病気の治療が苦しいものであると知っているでしょう?
あなたが心の汚れを除くことも、それと同じように苦しいものなのです。
そのことを理解しましょう。
苦しむことなく生きることができる人はいません。
すべての人は苦しみを経験するのです。
苦しみを乗り越えることができれば、そのことに関しては苦しまなくなります。
しかしながら、また苦しみが出てくるのです。
あなたにとっての苦しみは、あなたの身近から生じます。
そのため、身近に存在しているものを拒絶しようとしますが、逃げても無駄です。
逃げた先の身近によって、あなたは同じように苦しむからです。
身近に存在するものが自分自身にとって大切な学びであるということを理解し、それらを大切に扱ってみましょう。
大切に扱えば、見えてくる景色は変わってくるはずです。
その時、あなたは近くの泥も愛おしく思うでしょう。

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