これはあなたの学びであると理解しましょう。
あなたはこの人生に学んでいるのです。
すべての状況があなたにとって大切な意味があり、相応しいのです。
あなたにとって無意味なものは存在しません。
相応しくないものも存在しないのです。
すべてはあなたのために存在しているということを理解することなく、人生が学びとなることはないでしょう。
学ぶということは苦しいことです。
それは、自らの弱さに向き合わなければならないということだからです。
どのような人も、自らの弱さと向き合うのは辛いことです。
どのような人もそれと向き合わずに生きていたいと願っています。
しかしながら、人生とは学びの場所であるのです。
どのような人も自分自身の学びからは逃れられません。
すべての人が自らの弱さと向き合い、それを改善しなければならないのです。
自らの弱さと向き合うということは、苦しみに会うということです。
人は苦しい時、心を乱して怒りを覚えます。
あなたは苦しい状況に対して不満を覚え、文句や誹謗(ひぼう)をした覚えがあるでしょう。
寧ろ、普段からそのように振る舞っていることでしょう。
多くの人が苦しみに対して怒りをぶつけています。
弱さを抱える人は怒りによってのみ、自分自身を正当化することができるのです。
弱い人は怒ります。
それ以外に方法を知らないのです。
怒りとは、感情の中で最も強烈な力です。
そのため、心の中で目立つのです。
それはすぐに取り出せ、すぐに使うことが可能であるのです。
努力する人は怒りを静めます。
怒りに頼ることなく活路を探します。
怒りに任せて行う人には努力がありません。
苦しみに対する方法において最も幼稚で、最も簡単な方法が怒るということなのです。
怒る人は考えてはいません。
怒る人は短絡的にしか人生というものが見えていないのです。
自分では優れていると思い込んでいますが、残念ながら劣っているのです。
あなたは学んでいるということを覚えておきましょう。
自らの弱さを改善するのです。
あなたが怒らない時、その学びは完成するでしょう。
あなたが怒らない時、あなたは成長するのです。
怒ることなく状況を喜んだり、楽しんだりすることができれば、抱えている学び(問題)は終わります。
抱えている問題や苦しみを遠ざける唯一の方法が怒らないということを理解しましょう。
多くの人は怒ることが正しいと考えています。
怒りによって自分を正当化し、主張することが良いことだと思い込んでいるのです。
自我や我欲によって人生を築く者は、それ故に更なる苦しみを得るでしょう。
愛情や利他によって人生を築く者は、それ故に更なる喜びを得るのです。
多くの人からの支持を得ることが大切です。
誰からも相手にされず、誰からも好かれないのであれば、あなたの人生が豊かさを得ることなど有り得ないのです。
自分独りの力によっては、どのような豊かさも幸福も実現することはないのです。
あなたは人に好かれなければならないのです。
いつも怒りを抱え、不満や文句を吐いている人を誰が好くのでしょう?
多くの人は、いつも喜びによって楽しそうであり、満足や感謝を吐く人を好くのです。
人は光を求めます。
本来、人は優しく、愛情深く、努める生き物なのです。
あなたは人が愛という光を求めている存在であることを理解しましょう。
あなたが愛情深ければ、あなたの大切な人たちから好かれるでしょう。
あなたが怒りを好んでいるのであれば、あなたの大切な人たちから敬遠(けいえん)されるでしょう。
これは学びであるのです。
そのことを忘れないようにしておきましょう。
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