苦しみは”悪”でしょうか?
あなたは苦しみに対して、どのような印象を持っていますか?
多くの人は苦しみを嫌います。
苦しみを”悪”だと決めているのです。
それは、苦しみに対して辛いという感情が沸き起こるからです。
辛いという感情に対して、人は拒絶を覚えるものです。
それは、肉体や精神を守るための反応なのです。
苦しみが度を越せば、それは肉体や精神の問題を引き起こします。
どのようなものであっても、程度があるのです。
強過ぎる苦しみは、強過ぎる否定を導きます。
否定とは破滅的な感情です。
それは、大切なものを壊す力となるのです。
何かを否定するほどに、大切なものが破滅に向かうのです。
多くの人は苦しみを”悪”と決めています。
そのため、苦しみに会えば、大切なものが壊れるのです。
苦しみを”悪”と決めるために拒絶が生まれるのです。
苦しみを”悪”と決めることがなければ、そこには拒絶が生まれることも決まらないのです。
拒絶が生まれなければ、破滅も始まりません。
大切なのは自分自身をコントロールすることです。
苦しみが”悪”なのではありません。
その状況を苦しみと決めているのも、それを”悪”と決めているのも自分自身であるのです。
そのため、問題は自分自身にあるということを認めなければならないのです。
人によって、それは苦しみとも喜びともなるのです。
立場によって、状況に対する感想は違うものとなるでしょう。
そのため、それがどのようなものであるのか?を決めるのは自分自身であるということです。
大切なのは”神の声”を聞くことです。
すべては成長のために導かれる大切な体験です。
それが苦しみの体験であろうとも、それはあなたを成長に導く宝なのです。
しかし、多くの人は苦しみを”悪”と決めています。
”悪”と決めるのであるから、辛さと破滅が導かれ、成長が壊れるのです。
成長することができないことこそが、本当の苦しみであり、本当の辛さであるということには気が付きません。
表面ばかりを気にしているために、真実に気が付かないのです。
”神の声”を聞き取るのであれば、あなたが苦しみを”悪”と決めることはなくなるでしょう。
それが自分にとって大切な宝であるということに気が付くはずなのです。
”神”があなたに”悪”を導くことなどありません。
”悪”を導いているのは、他でもないあなたなのです。
”神の声”とは、すべてのものが成長のために存在しているという意思なのです。
苦しみにも大切な役割があるのです。
それを理解した時、あなたは苦しみを大切に扱うでしょう。
この世界には陰陽の仕組みが存在しています。
苦しみは陰の性質を持ちます。
そのため、見た目には辛いもののように思えます。
しかし、それは陰の性質を持った幸福であるのです。
陰と陽、そのどちらともが大切なものです。
どちらが欠けてもなりません。
苦しみはあなたにとっての”悪”の側面もあれば、”善”の側面もあるのです。
偏ってはならないのです。
陰陽二つの性質を建設的に捉えなければなりません。
少なくとも苦しみは”悪”ではありません。
陰の性質も”悪”ではないのです。
昼が続けばどうですか?
夜の大切さに気が付くはずです。
陰の性質を持つ苦しみは、あなたにとって大切なものです。
苦しみを否定してはなりません。
それを受けれることができたなら、あなたは成長を実現することができるでしょう。
善悪を分けてはなりません。
善と悪、陽と陰が一つに存在することが理想です。
苦しみを大切に扱いましょう。
それが”神の声”であるからです。
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