深く理解することがなければ、人はいつまでも苦悩の中に生きることになります。
	すべての人が幸福を求めていますが、幸福と苦悩を引き離すことはできないのです。
	それは、苦悩が導く状況こそが幸福であるからです。
	苦悩の後に幸福が実現するのです。
	そのため、苦悩と幸福が別々に存在することはありません。
	多くの人が乏しい人生を生きています。
	人生に豊かさを実感していますか?
	多くの人が苦悩に立ち止まっています。
	それは、苦悩が幸福を作るということを知らないからです。
	苦悩と幸福は決して別々のものではありません。
	それ等は互いに協力関係にあるのです。
	苦悩と幸福の二つの力がなければ、豊かな人生を手にすることはできないのです。
	苦悩を否定しているのであれば、それは偏りを以て豊かさを崩壊させます。
	幸福のみを求めるのであれば、それも同じく豊かさを崩壊させるのです。
	豊かな人生を生きるためには、無知を放置してはなりません。
	無知によって苦悩を否定するようになり、または過度に幸福を追求する姿勢が生まれるのです。
	知恵によって人生を見る時には、苦悩も幸福も同じように大切にする気持ちが芽生えるのです。
	どちらか一方だけでは不足するのです。
	あなたが豊かな人生を求めているのであれば、苦悩と幸福のどちら共を大切にする気持ちを持ちましょう。
	苦悩に対しても否定や拒絶の状態がある以上は、豊かな人生ではないということを理解する必要があるのです。
	季節があるのは、生命を入れ替えるためです。
	生死があるのも同じです。
	同じ状態が続くのは、豊かさではありません。
	豊かさとは、世代交代によって新旧が入れ替わり、より向上していくという状態なのです。
	入れ替わることがなければ、それはやがて衰退していくのです。
	それは豊かさではないということを理解する必要があるのです。
	苦悩と幸福は入れ替わり訪れます。
	苦悩が永遠に続くことも、幸福が永遠に続くこともありません。
	そのような体験をした人はいないのです。
	すべての人に苦悩と幸福が代わる代わる訪れるのです。
	それは、入れ替えるためです。
	苦悩が続けば心は落ち込みます。
	幸福が続けば心は腑抜(ふぬ)けます。
	どちらにしても、成長を実現するためには相応しくないのです。
	そのために、苦悩と幸福は代わる代わる訪れるのです。
	そのことを理解しなければなりません。
	植物の種子は、冬の寒風にさらされ、春の温風に包まれることよって発芽します。
	炎(森林火災)に熱せられることによって発芽する植物もあるのです。
	一見すると厳しい状況ではありますが、その状況がなければ発芽という豊かな状態は得られないのです。
	厳しい状況に苦悩するからといって、それが不利に働くのではありません。
	苦悩の次には幸福が芽生えるのです。
	これは綺麗事ではないのです。
	人は、苦悩を得なければ気が付きません。
	苦悩を得ることで様々なことを知るのです。
	それは成長であり、幸福に相応しい自分になるということなのです。
	この世界には因果の仕組みが働いています。
	そのため、自分に相応しい状況のみが導かれるのです。
	苦悩の中にある時には、その大切さを思い出しましょう。
	そして、苦悩に対して感謝を捧げ、そこから学ぶべきは何かと考えるのです。
	そうすれば、苦悩を糧(かて)にして幸福を得ることができるのです。
	苦悩は幸福と入れ替わることを待っています。
	幸福も苦悩と入れ替わることを待っているのです。
	しかし、それは、あなたが成長するためです。
	豊かな人生とは安定した(変哲もない)人生などではありません。
	苦悩と幸福が代わる代わる訪れる不安定(変哲)な人生こそが、豊かな人生であるということを理解しなければならないのです。
	変わりなければ向上もないのです。
	この土地には四季があるために、豊かな自然環境が存在するということを理解しましょう。
	苦悩と幸福の両方を楽しみましょう。
	
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