この世界で切り離されて存在しているものはありません。
	”すべては一つ”に繋がっているのです。
	この世界はあなたの心を現し、あなたの心はこの世界を現しているのです。
	そのため、世界を知ることは自分自身を知ることであり、自分自身を知ることは世界を知ることになるのです。
	どちらを観察しても、それは自分自身に辿り着きます。
	あなたは、自分自身を知るために生きているといっても過言ではないのです。
	そのため、あなたは常に自分自身、もしくは世界(目の前の状況)を観察し、考察しなければならないのです。
	知識欲が大切です。
	しかし、多くの人は自分自身のことや、世界のことを知ろうとは思いません。
	目の前の状況がどのように導かれているのか?ということには興味がないのです。
	多くの人は利己的に生きています。
	それは、無意識でもありますが、自分が不利を得ないように努めているのです。
	欲求が満たされ、不足を感じなければそれで良いのです。
	多くの人の人生の意識レベルはそこにあるのです。
	すべての人は幸福を求めています。
	しかし、そこには熟考が行われないために、表面的な対応が導かれるのです。
	自分が不利を得なければ良い。
	有利な立場を取りたい。
	そのように考えることはしますが、なぜ、自らがその状況に置かれているのか?ということには無頓着(むとんちゃく)なのです。
	人生を築いているのは自分自身です。
	誰かや何かの働きで、その状況に導かれるのではありません。
	あなたは、自分自身の意思選択によって、自らそこへ歩んでいったのです。
	人生はあなたの心によって決まります。
	あなたの心の状態が、世界を築いているのです。
	そのことを忘れて、誰かや何かの働きによって状況が導かれると考えてしまうと、必ず歪んでしまうのです。
	一度歪むと、それを正すのは簡単なことではありません。
	歪みの分だけ、より深く考察する必要性が出てくるのです。
	あなたが人生を深く考えた時には、それが自分自身の意思選択によって築かれているということに気が付くでしょう。
	これに気が付くまでは、考察を諦めてはなりません。
	世界を深く観察するのです。
	そうすれば、そこから多くのヒントを得ることができるのです。
	温められた水は水蒸気となり空中を漂います。
	水蒸気が冷やされると凝固して水滴となり、その重さに耐えられずに地に落ちるのです。
	地に落ちた水滴は重く、その場を離れることはできません。
	ポジティブな感情は、心を温めます。
	それは心を軽くし、自由を与えます。
	ネガティブな感情は、心を冷まします。
	それは心を重たくし、束縛を与えます。
	どちらも、長所を持ちます。
	この二つの性質を理解することが重要であるのです。
	水は地球を循環しながら、自然を豊かに育みます。
	熱せられることと、冷やされることがなければ、水は地球を循環することはできません。
	あなたの心は、世界を巡らなければならないのです。
	一所(ひとところ)にとどまっているのであれば、豊かさを与えることにはならないのです。
	世界(自然、宇宙)とあなたは一つなのです。
	世界を観察することで、自分自身を知ることができます。
	そして、世界はあなたに真理を伝えています。
	世界はあなたに正しい道を教えているのです。
	深く観察する必要があるのです。
	自分自身と世界とを切り離して考えてはなりません。
	どのような状況であっても、この世界にはあなたに無関係なものはないのです。
	”すべては一つ”に繋がっていて、それは”あなた”を現しているのです。
	一つ一つのことに意味を見出し、それを大切に学ぶ必要があるということを覚えておきましょう。
	人生は学びです。
	大切なことに気が付くための時間なのです。
	あなたはそこで成長しなければなりません。
	人格(意識レベル)を高めるのです。
	一つでも多くの真理に気付くのです。
	深く観察すれば、自分がどうするべきなのか?を知ることができるでしょう。
	
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