あなたは自らの役割を見失ってはなりません。
どこにいても、あなたは自らの役割を担っているのです。
人がこの世に生まれるのは、役割を果たすためです。
誰もが自らの果たすべき役割を以て生まれるのです。
しかし、それは誕生と共に忘れてしまいます。
なぜ忘れるのかと言えば、それは思い出すことによって、役割に対する責任を強くするためであるのです。
無意味に忘れるということはないのです。
あなたには、失わなければ理解することができないことが多いのです。
あなたは何かを得ますが、得ただけではその大切さに気が付くことはできません。
大切なものを失うという体験を通じて、その大切さを理解するのです。
そのため、人は必ず失います。
そして、忘れるのです。
しかし、忘れたままではなりません。
それは、果たすべき役割を果たすことがなければ、満足を得ることはできないからなのです。
満足を得ることができなければ、人生の意味を理解することができません。
何のために生きているのかを理解することがなければ、何年生きても虚しいのです。
意義のある一生にするためには、満足の積み重ねの先にある人生の意味に辿り着く必要があるということなのです。
自らの役割を果たすことがなければ、人は本当の満足を得ることはできません。
偽物の満足をどれだけ詰め込んでも、肥えるばかりで身にはならないのです。
身にならないものをどれだけ詰め込んでも、それがあなたを助けることはありません。
余計な脂肪がもたらすのは、病気のリスクなのです。
そのため、人生がある種の意味を持たなければ、そこに満足が生まれることはなく、満足が得られなければ、意義のある人生であるとは言えないのです。
それぞれが必要な役割を担っています。
それは、自身の希望するようなものではないかも知れません。
しかし、それが世界にとって、目の前の何かや誰かにとって、そして、自分自身にとって必要であるということを理解する必要があるのです。
必要であるためにそこに存在するのです。
残念ながら、必要でなければこの世界には存在することが許されないのです。
そのため、どのような役割であろうとも、それが持っている必要性というものに気が付かなければならないのです。
どうしても避けられない状況というものがあります。
それは、あなたの担っている役割であるのです。
避けられないことに逆らってはならないのです。
人生には気に食わないことは山の様にあります。
それは、人が自我という”歪み”を抱えているからです。
大抵の人はこの自我によって自らの役割を忘れているのです。
人生の本当の目的を見失っているのが現状なのです。
あなたは目の前の状況を通じて思い出さなければなりません。
人生はあなたに語りかけています。
あなたがやらなければならないことは、どのように努めても避けることのできない状況です。
その状況に存在する問題を正すために”天”によって派遣されたのがあなたなのです。
あなたは”地”の産物ではないのです。
あなたの肉体はそうですが、あなたの本質である魂は”天”に由来するのです。
そこを間違えてはならないのです。
自分自身を”地”に属するものと考えてはなりません。
あなたは”天”に属しているのです。
そのため、目の前の状況に対して恐る必要はないのです。
それがどのような役割であろうとも、あなたが不幸に陥るということはありません。
一時的に不幸という”心境”を味わうかも知れませんが、あなたが不幸になることはありません。
すべては向上のためにあるのです。
それは、人生を観察していれば誰にだって理解できることです。
物事は上手く進んでいます。
そのことを忘れてはなりません。
安心して、自らの担っている役割を果たしましょう。
人生を無駄にしてはなりません。
役割を放棄することこそが、人生の無駄であるのです。
自らの役割を忘れて、遊んで暮らしてはなりません。
生産性も無く生きてはなりません。
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