仕返しを企む必要はありません。
あなたが仕返しをする必要はないのです。
この世界には様々な思想が存在し、その思想によってそれぞれの立場が決まります。
それぞれが別々の立場を取り、対極に位置するものや、違うものに対して反目(はんもく)します。
本来ならば、それぞれが互いを尊重し、協力することによって一つの形態を取ることが最善なのですが、人の弱さがそれを拒みます。
人が弱いために、それぞれが対立するようになっているのです。
現状において、対立は避けられません。
人の精神水準は貧弱であるからです。
多くの人が利己的な思想の中に生きているのが現状なのです。
それは、未熟さを脱しません。
利己的であるために争いが導かれ、恨みが生じるのです。
恨みによって仕返しを企むのが、世の常(つね)であるということです。
あなたには嫌いな人物がいるでしょう。
すべての人には敵が存在するのです。
あなたに敵意は無くとも、相手が勝手に敵意を向けることがあるのです。
現状の精神水準では、争いは避けられません。
そして、恨みと逆恨みは必然なのです。
それは嘆(なげ)かわしいことであるのです。
あなたは争いの中にあることを情けなく思わなければなりません。
人は本来、利己的であってはならないのです。
争いの中に生きる必要などないのです。
互いを尊重し合い、協力的に生きていくことが必要なのです。
間違った選択をしてはなりません。
それは、間違った結果を導くからです。
どのような仕打ちを受けたとしても、それに仕返しを企んではなりません。
この世界には因果の仕組みが働いています。
原因に相応しい結果が導かれるのです。
それは、誰にとっても同じことです。
因果の仕組みが人を差別することなどありません。
誰であろうとも、因果の仕組みによって正しく裁かれるのです。
そのため、あなたが相手を裁く必要などないということです。
あなたが手を下さなくても、因果の仕組みが確実にその役割を果たします。
すべての人は自らの行為を受けるのです。
仕返しを企むのであれば、その企みの結果を自分自身が受けることになります。
復習を果たすことに満足する人がいますが、そこにも因果の仕組みが働くのです。
これを避けることはできません。
あなたが行うべきは、相手を尊重することです。
悔しい思いや腹立たしい思いをすることもあるでしょう。
しかし、それによって争いの中に引き込まれてはなりません。
間違った道を選択すれば、目的地に辿り着くことはできないのです。
あなたの人生の目的は何ですか?
あなたの求めているものは何でしょうか?
少なからず、あなたは幸福を求めているはずです。
幸福を求めている人が、どうして争うのでしょうか?
その矛盾に気が付かなければなりません。
多くの人はこのような簡単なことにも気が付きません。
誰でも分かることです。
仕返しとは、自らの快楽を求める方法です。
それは、利己的な行為に他ならないのです。
利己的な者が受け取るのは苦悩です。
これは当たり前のことなのです。
安易に仕返しを企んではなりません。
あなたには理性があるはずです。
それを十分に働かせましょう。
因果の仕組みが必要な状況を導きます。
そのことを覚えておきましょう。
人は誰もが、自らの行為に相応しい場所に辿り着きます。
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