あなたが人生に求めているものは何ですか?
あなたが仕事に求めているものは?
あなたが相手に求めているものは?
あなたが状況に求めているものは?
それぞれの立場によって、求めるものは違います。
しかし、大切なのは満足を求めることだと知る必要があるでしょう。
何をするにしても、そこから満足を得ることを目的とした時、あなたは幸福を得ることができるのです。
何に対しても満足以外のものを得ようとする時には、残念ながら幸福を得ることは難しいのです。
例えば、人生や仕事に金銭を求めるとします。
多くの人が対価としての金銭を求めています。
そして、それをより多く得ることを求めているのです。
人生や仕事に対して金銭を求めることが悪いという訳ではありません。
しかし、想像力の欠如(けつじょ)には注意が必要です。
世の中において、金銭はどれだけ所有していても邪魔にはなりません。
多く持っている者は、それだけ金銭的な問題に悩まされることもなければ、購入することができる自由というものを得ることもできます。
しかし、金銭には上限がありません。
それは、数字に他ならないからです。
百でも億でも同じなのです。
数字を求める者には、終わりを得ることができないのです。
それは、終わりなき欲求を意味しています。
人生や仕事に金銭を求めるのであれば、欲求が満たされることはないのです。
終わりが得られないために、その意味を理解することもできないのです。
何のために生きているのか?
何のために働いているのか?
という答えを金銭に求めることはできないのです。
仕事も人生も、金銭よりも大きなものであるということに気が付かなければならないのです。
金銭は、人間が作り出した仕組みの一つに過ぎないのです。
人間が作り出した金銭というものが、仕事や人生よりも大きいのでしょうか?
仕事や人生を作り出したのは誰ですか?
金銭が存在する前から、この世界には仕事があり、人生があったのです。
命が生まれると共に仕事が生まれ、人生が生まれたのです。
金銭のために仕事や人生があるのではないのです。
そのため、人生や仕事に対して金銭を求めるのは浅はかであるということなのです。
人は、純粋に生きていかなければなりません。
欲望に根差した生き方が辿り着くのは破滅です。
人は金銭のために自然を破壊していますが、金銭と自然のどちらが大切なのでしょうか?
金銭のために心を破壊してもいます。
子どもでも分かることです。
これは、知性の問題なのです。
多くの人は金銭を求めることに必死です。
金銭のために仕事をし、金銭のために人生を選択しているのが現状なのです。
そこに知性があるでしょうか?
金銭が存在しない時代、人々は何を求めて働き、生きていたのでしょうか?
その人たちは不幸だったのでしょうか?
”神”が命を創造した時に、同時に仕事と人生を創造しました。
そして、その対価として”満足”という宝を創造したのです。
人は満足のために生きることが大切です。
どのように生き、何を得ようとも、満足が得られない人生に幸福が実現すると思いますか?
終わりのない欲求に幸福があるでしょうか?
そこには苦しみがあるのです。
どれだけ飲んでも乾くのであれば、それは苦しみ以外の何物でもないのです。
あなたの乾きを止めるのは満足だけなのです。
満足しなければ、終わりはないのです。
あなたは満足を求めなければなりません。
人生においても、仕事においても、相手においても、状況においても、あなたが求めるべきは満足であるということを覚えておかなければなりません。
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