新たな視点を手に入れることがなければ、人はそれ以上の幸福を得ることはできません。
	幸福とは個人的なものです。
	自分自身が幸福であると認めるのであれば、それはどのような状況であろうとも、幸福であるのです。
	あなたの幸福は自分自身で決めることができます。
	誰かや何かがあなたの幸福を決めるのではありません。
	あなたはそのことを理解する必要があります。
	あなたは自分自身の幸福を左右し、他人の幸福を左右することはできないのです。
	幸福とは思い込みです。
	幸福を得るためには、自分自身が幸福であると思い込めば良いのです。
	世界のどこにいようとも、あなたは幸福でいられるのです。
	あなたが不足を感じ、不幸を感じているのであれば、足りているものを数え、幸福を得るように心掛けましょう。
	思い込みの幸福を実現するだけなら、新たに得る必要はないのです。
	何かが不足しているから不幸であるということでもないのです。
	視点が停滞していることに、不幸の原因が存在しています。
	人は、その視点が停滞した時に不幸を感じるようになっているのです。
	視点の停滞は変化の消滅を現します。
	変化が消滅すれば、人は退屈を得ることになります。
	退屈を得るのであれば、人は喜びを得ることができないのです。
	そのため、常に新たな視点を探し、それを得なければならないのです。
	変化の中にいれば、人は喜びを実現することができるのです。
	どのような人にも変化は楽しいのです。
	それは、人生の目的が成長にあるためです。
	人は、成長を喜びとしているのです。
	しかし、弱い心があることも事実です。
	弱い心は、変化を嫌います。
	現状維持に努めますが、それが苦しみをもたらすことになるのです。
	現状維持は心地好いものであり、危険の少ない選択ではありますが、それでは喜びを得ることはできないのです。
	幸福は思い込みによって実現すると記しましたが、停滞の中では自分が幸福であると思い込むことすらできないということを知る必要があるのです。
	そのため、何等かの形で変化を受け入れるという必要性が出てくるのです。
	新たな視点を得ることは簡単です。
	それは、自らの着眼点を変化させるだけです。
	ただの繰り返しから離れれば良いのです。
	しかし、人は同じことを繰り返さなければなりません。
	人生は同じことの繰り返しです。
	あなたは日々、同じことを繰り返さなければなりません。
	それは、誰にとっても同じです。
	毎日が変化に富み、新たな発見に満ちている人は少ないのです。
	どのような人にとっても、人生は繰り返しに至るのです。
	しかし、それはあなたに退屈を導き、苦しめるためではありません。
	繰り返しには大切な意味があるのです。
	人は繰り返すことによって、その本質に近付くことができます。
	繰り返すことがなければ、浅はかな知識にとどまるのです。
	筆跡が繰り返されると、それは一つの意志を伝える手段となります。
	この文章も、文字の連なりです。
	一辺一辺、一文字一文字の連なりによって、この文章は意志を以て輝くのです。
	繰り返すことがなければ、それは良いものとはなりません。
	思い込みによっては、この文章の一行で幸福を得ることはできます。
	しかし、一行では理解することができないこともあるのです。
	子どもの頃の幸福感で生きることはできません。
	なぜなら、あなたはその頃に比べて知り過ぎたからです。
	過去に戻ることはできません。
	現状に停滞することもできません。
	あなたは未来に向かって進み続けなければならないのです。
	そのためには、繰り返しの中に向上を得なければならないのです。
	人生をただの繰り返しにしてはなりません。
	繰り返すことによって理解を深めるのです。
	そこには、あなたの向上心という意思が必要なのです。
	退屈な停滞から抜け出し、繰り返しの人生を楽しみましょう。
	
0 件のコメント:
コメントを投稿