あなたの人生は、あなたのものです。
	それは、あなたのための時間です。
	あなたは、自らの人生において学びを得なければなりません。
	人生における学びとは、多くの場合、あなたにとっては問題として現れます。
	人生は学びの時間であるために、問題が失われることはありません。
	一つの問題を解決すれば、新たな問題が生じます。
	その積み重ねによって、人は成長を実現することができるのです。
	問題とは、あなたにとっての吉報(きっぽう)です。
	人は、問題と向き合うことによってのみ、成長の機会を得ることができるからです。
	成長するために問題に向き合わなければならないのは、自らの未熟さを克服することこそが成長であるからです。
	未熟さとは、問題を引き起こす原因です。
	それは、汚れであり、歪みなのです。
	歪んだ方法を用いれば、歪んだ結果が生じます。
	歪んだ結果とは、人にとっては問題であり、それは苦悩として認識されるのです。
	そのため、人は人生において問題から離れることはできません。
	どのような人物も必ず問題と向き合うのです。
	それは、それが人生の目的であるからです。
	あなたは問題と向き合わなければなりません。
	それを避けることはできません。
	多くの人は問題を避けようと努めます。
	問題に会えば、それから逃れようと努めます。
	しかしながら、問題の原因は自らの未熟さにあります。
	未熟さはあなたの内に存在し、どこで何をしようとも逃れることはできないのです。
	どのような方法も、問題から逃れるためには有効ではありません。
	それは、浅はかな考えから生じる愚かな方法であり、問題を解決する力はないのです。
	問題と向き合うことをしなければ、決してそれを解決することはできないのです。
	人生は、自らの未熟さを克服するたの時間です。
	あなたが求められているのは、自らの未熟さの克服なのです。
	あなたは自らの未熟さを克服しなければなりません。
	誰かや何かの未熟さのことではないのです。
	克服しなければならないのは、自分自身の未熟さであるということを忘れてはならないのです。
	多くの人は誰かや何かが変わることによって、人生が変わると思い込んでいます。
	そのため、懸命に自分以外の存在を動かそうとします。
	人生の目的が自分自身の未熟さの克服であるため、どれだけ自分以外の存在を変えることに専念しても、本質を得ないのです。
	変わらなければならないのは自分自身なのです。
	自分以外の誰かや何かが変わる必要はありません。
	自分が変われない言い訳を、自分以外の存在に擦(なす)り付けるのをやめましょう。
	あなたは誰かや何かに変化を求めてはなりません。
	例え、あなたの要請(ようせい)によって誰かや何かが変わろうとも、あなたには同じ問題が生じるのです。
	人生はあなたという原因によるため、誰かや何かを変えようとも、同じ役割として他の誰かや何かがそこに収まるのです。
	あなたが変われば、原因も無くなります。
	原因が無ければ、結果は無いのです。
	大切なのは、原因である自分を変えることなのです。
	あなたは常に自分が変われることがないか?と探しましょう。
	外に答えを求めてはなりません。
	誰かや何かに期待してはならないのです。
	他力本願では、人生の目的は果たせないのです。
	根本である自分自身を変えることがなければ、人生が変わるはずがないのです。
	あなたは自分自身を変えることに専念しましょう。
	誰かや何かを変えることによって、利益を得ようなどと考えてはなりません。
	自分の力で泳ぐことができなければ、水に飲まれるのです。
	慌てずに息を止めれば良いのです。
	水を飲まなければ溺れることはありません。
	水に落ちても慌てることをやめましょう。
	そうすれば、泳ぎを覚えます。
	水に落ち(問題を得)なければ、泳ぎを覚える機会もないのです。
	自分の方法を変えるだけで良いのです。
	簡単なことなのです。
	今までの方法をやめましょう。