人は、欲求を所有します。
	すべての人が自らの欲求を実現するために動いています。
	人は自らの欲求を実現しなければなりません。
	それは、人生の目的でもあるからです。
	人は、自らに与えられた役割を果たさなければなりませんが、それを果たすための欲求であるのです。
	人は、欲求を実現することによって成長することができます。
	人の所有する欲求とは、成長するための工程であるのです。
	一つの欲求を実現することによって、一つの工程が実現します。
	その積み重ねによって、成長が完成するのです。
	すべての人は欲求を実現しなければなりませんが、多くの人はそれを焦ります。
	自らの欲求を実現することに焦るあまり、それを他人に求めるのです。
	多くの人は他人に求めます。
	自分の思い通りに進まなければ不満を露(あらわ)にします。
	他人に求めることによって、自らの欲求が実現すると考えているのです。
	他人が譲歩し、協力することによって、自らの欲求が実現するというのは、安易な考えです。
	他人が何をしようとも、あなたの欲求が他人によって実現することはありません。
	他人が妨害しようとも、自らの力によって欲求は実現するのです。
	それができないというのであれば、力不足であるに過ぎないのです。
	多くの未熟者は、自らの欲求を実現するために、他人の協力を求めます。
	自分の欲求が実現するように、他人に要求するのです。
	多くの人は、自分では無い他人や何かを変えることによって、欲求を実現させようと考えます。
	それによって欲求が実現すると信じているのです。
	しかしながら、それは浅はかな考えです。
	それは、人生が自分のものであって、他人のものではないからです。
	他人がどのように行おうとも、あなたの人生には何の影響力もないのです。
	他人は、あなたの人生の塵(ちり)の一つも動かすことができないのです。
	あなたは誤解してはなりません。
	理解を深めなければなりません。
	浅知恵によって生きてはなりません。
	他人に要求してはなりません。
	他人がどのように行おうとも、あなたは実力によって欲求を実現するのです。
	その程度の力もないのであれば、あなたには相応しくないのです。
	その欲求が実現しないのは当然の結果であるということを受け入れましょう。
	他人に求めるよりも、自らが率先しましょう。
	自分がやっていないことを、他人に求めてはなりません。
	そのような不義によっては、どのような欲求も実現することはないのです。
	他人に頼ることによって何かを実現したとしても、それがあなたの成長でないことは明らかなのです。
	他人の力による功績は、他人の成長に他なりません。
	あなたが成長を実現するためには、自らの力による功績を上げなければならないのです。
	他人に要求することは、他人の功績となります。
	自らが行ったことが功績となるのです。
	重要なのは、誰がそれを行ったのか?ということです。
	あなたが自ら行わなければ、あなたが成長することはないのです。
	あなたは、自らの欲求のために、他人に要求してはなりません。
	他人に譲歩を迫り、その道筋を曲げてはなりません。
	他人を邪魔することは、義人(ぎじん)のすることではないのです。
	他人は、他人の欲求を実現する必要があります。
	あなたは、あなたの欲求を実現する必要があるのです。
	それぞれが自力によってそれを手にしなければなりません。
	他人に協力して欲しければ、先ずは自分がそのようにしましょう。
	人は、初めに受けることをしなければ、出し惜しむでしょう。
	初めに受けるのであれば、出し惜しむことはないのです。
	寧(むし)ろ、あなたが考えているよりも多くのものを与えてくれるでしょう。
	どうしても、他人の協力が必要な時には、初めに自分が協力するのです。
	そして、期待せずに待ちましょう。
	人生は、あなたに相応しい状況を導きます。
	あなたが相応しいのであれば、協力が得られるでしょう。
	自らの欲求の実現のために、他人に要求してはなりません。
	
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