人生において重要なことは、価値を生み出していくということです。
この世界におけるすべての存在は、価値を生み出し続けています。
自然界に目を向ければ、そのことを理解することができるでしょう。
自然界におけるどのような存在も、価値を生み出すこと以外には行ってはいないのです。
未熟な見解がそれを理解しないだけです。
自然は、完全な調和を示しているのです。
無駄に思えることは、人にとって、あなたにとって無駄に思えることに過ぎません。
どのような些細(ささい)なことであっても、そこには重要な価値があるということを覚えておきましょう。
人は、自分勝手な見解によって、物事に優劣を付けます。
偏見によって、善悪を決めているのです。
そのため、調和は分断されることになります。
調和が分断されてしまえば、豊かさも分断されてしまいます。
人の世を見れば分かることですが、調和が分断されてしまっているために、豊かさも分断されています。
恩恵に与(あずか)る者は限られます。
大半の人間は虐(しいた)げられているのです。
それは、調和とは程遠い状態です。
それは、価値を生み出すことをしないからです。
人の世には嫌悪が蔓延(はびこ)っています。
それは、否定を生み、争いに発展します。
争いによって調和は分断され、豊かさは限定されました。
しかしながら、限定された豊かさというものは存在しません。
すべての調和によって初めて、豊かさという状態が導かれるからです。
限定された豊かさとは、偽りものであるのです。
それは、長くは続きません。
あなたは嫌悪を捨てなければなりません。
すべては必要であって存在しているのです。
それがどのようなものであろうとも、重要な役割を与えられているのです。
人は、嫌悪を価値に変えていかなければなりません。
例えば、昆虫を嫌う人がいます。
しかしながら、それは価値を生み出すのです。
鶏は昆虫を好みます。
昆虫によって、鶏は”強い”卵を産むのです。
その人における嫌悪の対象である昆虫は、鶏を介(かい)して、卵という価値を導いたのです。
その人が卵を食すのであれば、それは間接的に昆虫を食しているということなのです。
昆虫に価値が無いと言えるでしょうか?
すべての存在は価値を生み出しているのです。
あなたはどんな価値を生み出すのでしょうか?
あなたは心の中に”鶏”を飼わなければなりません。
嫌悪の対象を憎んではなりません。
それは、価値のある卵の原因であるからです。
多くの人は簡単に嫌悪の対象を否定します。
しかしながら、それでは栄養価(価値)の高い卵を得ることはできないのです。
”すべては一つ”なのです。
無駄なものなど一つもありません。
すべてが何かしらの価値を生み出す、大切な存在です。
人生において苦しく感じることはあるでしょうが、それが無意味であったり、無価値であるということはありません。
そのような無駄は存在しないのです。
苦しいことも、価値に変えなければなりません。
あなたは考え方を変えなければなりません。
捉え方を変えるのです。
直接的に昆虫(嫌悪)を食する必要はありません。
鶏(考え方、捉え方)を介して食すれば良いのです。
苦しいことをそのままの状態で受け取ってはなりません。
苦しいことにも必要な意味があり、それは価値のあるものだと理解するのです。
そうすれば、あなたは昆虫を見付けると踏み潰すのではなく、鶏に食べさせるでしょう。
そして、後に卵を得るのです。
熟考しなければなりません。
知恵の無い人生を歩んではなりません。
嫌悪を価値へと変えましょう。
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