あなたは聞く耳を持たなければなりません。
	聞く耳とは、柔軟性のことです。
	すべての人が幸福を求めています。
	幸福とは、人生の豊かさです。
	人生の豊かさとは、成長によって実現するのです。
	すべての人が求める幸福とは、成長によって実現するということを理解する必要があるでしょう。
	人が成長するためには、学ばなければなりません。
	学ぶためには、柔軟に様々な情報を受け入れなければならないのです。
	何かに対して否定的な態度は、人の成長の妨げになります。
	人は、どのようなものからも多くの情報を得て、それを柔軟に取り入れ、自らの成長に結び付けなければならないのです。
	ただし、何もかもを鵜呑みにするということではありません。
	情報は必ず精査しなければなりませんが、初めから否定するのであれば、可能性を得ることができないということです。
	自分にとって受け入れがたい情報も、そこには何等かの価値があるのです。
	それは、あなたの盲点である可能性が高いからです。
	多くの人は頑(かたく)なです。
	それは、自分が正しいという考えを所有しているからです。
	自分が正しいと考えることが悪いということではありません。
	人は信念を持って生きなければなりませんが、それが強過ぎれば頑なとなり、それ以上の可能性を引き入れることができなくなるのです。
	知らないことを知らなければ、成長は実現しません。
	無知は成長ではないのです。
	常に(自分にとって)新しく、本質的な情報を手に入れなければならないのです。
	聞く耳を持たなければ、新たな情報は手に入りません。
	新たな情報が手に入らなければ、それ以上の可能性も成長も実現しないのです。
	あなたは頑なになってはなりません。
	多くの情報を吸収しなければならないのです。
	聞く耳を持たなければなりません。
	それがどのような情報であろうとも、あなたには意味のある情報であるのです。
	その情報が有益であるとは思えないかもしれません。
	しかし、有益であろうが無益であろうが、意味のある情報に違いないのです。
	物事の価値を、自分の尺度(しゃくど)で計ってはならないのです。
	なぜなら、その情報はあなたの知らない情報だからです。
	あなたには、それが有益であるのか?無益であるのか?ということは、情報を得た(得る前の)時点では分からないことなのです。
	聞く耳を持たないということは、五割の博打(ばくち)をしているようなものなのです。
	あなたは、何のために耳が聞き続けているのか?ということを考えましょう。
	あなたは情報を聞き続けなければならないのです。
	音を無視することはできません。
	耳に蓋(ふた)はないのです。
	そして、それは二つ用意されています。
	自分の話と他人の話、味方の話と敵の話、良い話と悪い話・・・
	必ず陰陽の二つの話(情報)を聞かなければならないのです。
	目は二つありますが、瞼(まぶた)があります。
	人は耳ほどに見なければなりませんが、目を閉じることが許されているのです。
	口は一つです。
	それは、多くを話す必要がないということを意味しているのです。
	愚かな者は一つの口で多くの言葉を並べ立てるでしょう。
	あなたが成長を求め、知恵を得ようと考えているのであれば、口を慎(つつし)みましょう。
	あなたの口が動いている間にも、多くの情報が流れていきます。
	口を動かすのに一生懸命になっている間に、大切な情報が遠ざかってしまうのです。
	あなたの内にある情報は少量です。
	少量の情報を語っても益がありません。
	語るよりも多くを見なければなりません。
	見るよりも多くを聞かなければなりません。
	あなたは聞く耳を持つことによって、自らを改めましょう。
	聞く耳を持たない者は成長することができません。
	どのような忠告も、賞賛も、耳を持たない者には伝わらないのです。
	
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