この世界には陰陽の仕組みが存在しています。
	すべての存在は陰と陽の二つの方向性の力を所有しています。
	それは、死と生とも言えるでしょう。
	すべてのことに死があり、生があるのです。
	死と生のバランスが豊かさの原因なのです。
	死と生のバランスが崩れた時、豊かさの原因も崩れるのです。
	それは、乏しさの原因を導くのです。
	死と生のバランスが崩れた時、そこには乏しさが導かれるということを覚えておきましょう。
	大切なのはバランスです。
	死が強過ぎても、生が強過ぎてもなりません。
	死と生のバランスは、循環によって知ることができます。
	死と生が循環するのであれば、それはバランスが保たれているということです。
	死と生が循環しなければ、バランスが崩れているのです。
	循環とは調和です。
	それは豊かさを導くのです。
	循環とは、物事が円滑(えんかつ)に進む様です。
	循環が途切れた時、そこには滞(とどこお)りが生じるのです。
	それは、問題として現れます。
	状況的な問題として現れるかも知れません。
	心境的な問題として現れるかも知れません。
	どのような形であろうとも、あなたを停滞させるための問題が生じるのです。
	物事が停滞すれば、豊かさを生み出すことができません。
	それは、樹木が実りを得ないようなものなのです。
	根を伸ばし、枝葉を茂らせ、花を咲かせて実ります。
	根が伸びなければ実りはありません。
	枝葉が茂らなければ実りはありません。
	花が咲かなければ実りはないのです。
	循環が滞れば、豊かさは導かれないのです。
	多くの人は問題を抱えています。
	その問題が豊かな人生を妨げているのです。
	問題を問題としなければ、人生の豊かさは実現するのです。
	問題を問題とする生き方には循環がありません。
	それは、問題を問題とすることによって、調和を乱しているからです。
	問題を抱えている人には、嫌悪があります。
	何かに対して嫌悪感を抱えているのです。
	それは、その対象に死を与える力です。
	嫌悪の対象が多い、又は、強烈な嫌悪感を抱いているのであれば、死と生のバランスが崩れます。
	なぜなら、人は死の方法は知っていても、生の方法は知らないからです。
	多くの人は殺し方は知っています。
	しかし、生かし方は知らないのです。
	例えば、散財の方法は知っていますが、蓄財の方法は知りません。
	時間を浪費することは知っていても、有効活用することは知らないのです。
	そのため、バランスが崩れています。
	多くの人の場合、死の方に傾いているのです。
	バランスが死に傾くのであれば、物事は破滅的な方向性を持つのです。
	それは、多くの問題を抱える乏しい人生を得る結果となるのです。
	あなたは生かし方を考えなければなりません。
	あなたは自分の信じる方法とは、反対の方法を用いましょう。
	問題を抱えて乏しく生きてるのであれば、その方法を続けても乏しさが増すだけです。
	乏しさの反対は豊かさです。
	ならば、反対をすれば良いだけなのです。
	簡単なことができません。
	考え方を反転させましょう。
	あなたは敵を愛し、味方を疑いましょう。
	苦難を喜び、気楽を恐れましょう。
	死に傾いたバランスを、生の方向に傾けましょう。
	反対のことをしなければなりません。
	簡単なことです。
	
0 件のコメント:
コメントを投稿