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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2016年7月3日日曜日

中間地点

偏(かたよ)りは、物事を傾かせます。
傾くことによっては、良い結果を導くことができません。
それは、歪みを導くのです。
あなたが良い結果を導こうと考えているのであれば、偏りに注意しなければならないのです。
多くの人は偏りに気が付きません。
それが正しいと考えています。
自らの思考や行為が偏っているにもかかわらず、それを正当化することによって誤魔化します。
自らが偏り、結果が歪んでいたとしても、それを認めようとはしないのです。
結果は出ているのです。
しかし、それを認めません。
大切なのは客観視を身に付けることです。
自らを正当化する人は、主観を身に付けています。
しかし、主観に傾倒するあまり、客観を失ってしまうのです。
そこに苦悩が生じていたとしても、それを認めようとはしません。
楽しくもないのに続けるのです。
何をするにしても、楽しくなければ益がないのです。
物事のバランスが保たれるのであれば、楽しくなるのです。
それは、喜びにも苦しみにも益を導くことができるからです。
良い結果とは、どちらかに傾くことはありません。
喜びにも苦しみにもバランス良く益を見出し、どちらにも楽しめることが良い結果であるのです。
多くの人は喜びに対して傾倒しています。
それは、主観の成す結果なのです。
そのような人は苦しみを否定します。
苦しみに楽しむことができないのです。
それでは、道が閉ざされてしまうのです。
例えば、景気に左右される仕事を成すでしょう。
相手に左右される人格に成るでしょう。
自分に有利な時には喜び、不利な時には苦しむのであれば、道は続かないのです。
どのような時にも道を進まなければならないのです。
人生とはそのようなものです。
人生の道に立ち止まる訳にはいかないのです。
多くの人は苦しい時に立ち止まります。
それは、主観を中心とした生き方をしているからです。
しかし、それでは益がないのです。
苦しい時に立ち止まる人は、苦しい時に進むように努めなければならないのです。
それぞれの状態によって、バランスの取り方は異なります。
主観に強過ぎる人は、客観に比重を置きましょう。
客観に強過ぎる人は、主観に比重を置くのです。
自分に無い物を大切にするのです。
そうすることによってバランスが保たれるのです。
多くの人が何かを始める時、最高のことばかりを考えます。
夢を持つことは良いのですが、理想ばかりが先走り、計画性が伴いません。
それは、最悪のことを考えていないからです。
見切り発車によっては、良い結果を導くことができないのです。
多くの人はバランスを失っています。
どうしても偏ってしまうのです。
それは、無知を所有しているからです。
あなたが何かを始めようと考えているのであれば、最高の結果と最悪の結果の両方を想定していましょう。
最高の結果だけではなりません。
最悪の結果だけでもならないのです。
最高と最悪の中間に、良い結果が存在しているのです。
ただし、中間は最高に近い場合もあり、最悪に近い場合もあります。
バランスの良い場所を探すのです。
自分本位に考えてはなりません。
相手本位に考えてもなりません。
自分と相手の中間の、バランスが取れる場所で考えるのです。
偏りを所有してはなりません。
陰陽のバランスが世界を豊かに保つのです。

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