この世界には、陰陽の仕組みが存在しています。
	この世界においては、すべてが陰と陽の役割を担っているのです。
	どのような事柄に関しても、必ず陰陽の仕組みが働きます。
	それは、生死(せいし)のように二つの働きを所有しているのです。
	それが、世界を豊かに導く方法なのです。
	物事は生じます。
	物事は死するのです。
	生と死の協力によって、物事は豊かさを得るのです。
	あなたは常に、陰陽の仕組みの中に存在しています。
	あなたには常に、生じる力と死する力とが働いています。
	物事は必ずこの二つの力の中に存在するということを覚えておきましょう。
	あなたの意図に関係なく、物事は陰陽の力に引き寄せられます。
	あなたが手を下さなくても、物事は生じ、又、死するのです。
	あなたは、それを少しだけコントロールすることが許されています。
	陰陽のどちらかに確定するまでは、どちらにも進めることができるのです。
	あなたの働き掛けが、陰陽のどちらかに導くことの幇助(ほうじょ)となるということを理解しなければなりません。
	あなたの目の前で、蜘蛛の巣に虫がかかったとします。
	あなたには、その虫をどのようにすることもできるのです。
	虫を蜘蛛の巣から救い出すこともできますし、蜘蛛の空腹を満たして救うこともできます。
	どちらかは生を受け、どちらかは死を受けるのです。
	物事には、必ず陰陽の力が働き掛けています。
	あなたは、ある程度の幇助によって、決定に対してある程度の猶予(ゆうよ)を与えることもできるのです。
	しかしながら、近い内に物事の行き先は決定するということを覚えておきましょう。
	人生は決して決まっているものではありません。
	原因によって結果が決まりますが、それは原因によって結果を決めることができるということなのです。
	蜘蛛の巣から虫を救い出せば、その虫はその蜘蛛には食べられず、違う結果を受けるのです。
	何が最善であるかを決める必要はありません。
	それは、結果が最善であるからです。
	どのような結果も、それが最善であるのです。
	そのため、どのような選択をしても構わないのです。
	あなたは、自分が思うように選択してみましょう。
	自分の大切だと思うものに必要な方を与えれば良いでしょう。
	この世界においては、生と死のどちらかを選ばなければなりません。
	それが、この世界における学びであるからです。
	すべての存在は必ず生と死のどちらかの結果に至るのです。
	善悪の判断ではないのです。
	生と死を善悪で判断することなどできないのです。
	それは、昼と夜、男と女、などの相対的な存在に善悪を求めるようなものだからです。
	どちらも大切なのです。
	そのため、どちらを受けても良いのです。
	ただし、決めなければなりません。
	あなたにとって大切なものが何であるのか?ということを考えていなければなりません。
	ただし、それが狭い視野によって考えられているのであれば、あなたは判断に後悔するでしょう。
	早めに判断しなければ、方向性が確定してしまいます。
	その時には、どうすることもできないのです。
	蜘蛛の巣にかかった虫の命は短いのです。
	すぐに蜘蛛は虫に近付き、簡単に糸で包んでしまうのです。
	あなたは何を生かすべきでしょうか?
	何が死するべきであるのか?ということを考えましょう。
	人生は、あなたの操舵(そうだ)によって、大きく結果を変えるのです。
	一つ一つの操舵は小さな結果を導くのみですが、その積み重ねが大きな成果となるのです。
	あなたは自分自身で選ばなければならないということを理解しましょう。
	人生や他人に任せておいて、後で文句を吐いても意味がないのです。
	そのような卑怯(ひきょう)なやり方には、何の効力もないということを覚えておきましょう。
	後悔しないように選択しましょう。
	人生が理想通りに進むことはありませんが、後悔しないように進ませることはできるのです。
	
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