人は未熟な存在です。
未熟な存在は、その思考も未熟です。
未熟な思考は未熟な行為を導きます。
未熟な行為は未熟な状況を導くのです。
未熟さを抱えない人は存在しません。
そのため、すべての人が未熟な状況である問題を受け取ることになるのです。
人生に問題が生じることは当然のことです。
問題が起きない人生など存在しません。
どのような人物であろうとも、必ず何かしらの問題を抱えているということを理解する必要があるでしょう。
すべての人が未熟な選択によって、失敗(だと思える状況)を受け取ります。
人は失敗に苦悩し、人生に不満や不安をぶつけるのです。
不満や不安は投げ遣(や)りな態度を導きます。
そのような態度で臨んでも、人生が豊かさを得ることはありません。
人生に豊かさを得るためには、問題を解決していかなければならないからです。
大切なのは問題を解決していくことです。
不満や不安によって投げ遣りな態度を選択している場合ではないのです。
あなたは問題を解決しなければならないのです。
問題は自分自身の未熟さから生じました。
どのような問題も、その原因は自分自身にあるということを忘れてはなりません。
多くの人は、問題の原因を自分以外の誰かや何かに求めています。
しかしながら、それは見当違いです。
自分以外のせいにしたところで、問題が解決することはないのです。
あなたは自分自身を顧(かえり)みる必要があるということを覚えておきましょう。
問題は、問題を引き起こす自分自身の状態、思考、行為によって導き出された当然の結果です。
自分自身の状態が問題を引き起こすに相応しいものであったのです。
そのため、自分自身の状態を改めなければ、問題が解決することはなく、再発するのは時間の問題なのです。
あなたが問題を解決したいと考えているのであれば、自分自身の状態をそのままに止めておいてはならないのです。
同じレベルで物事を思考してはなりません。
同じレベルで行為してはならないのです。
それは、同じレベルの状況を導くからです。
状況を変えるためには、思考と行為がこれまでとは違うレベルでなければなりません。
変化することが求められているのです。
人生において失敗することは何等恥ずかしいことではありません。
すべての人が失敗を重ねるからです。
人が成功し続けるためには、その前に失敗し続けなければならないのです。
失敗を原因としなければ、成功は生じないのです。
そのため、失敗を重ねても問題ではありません。
しかし、失敗から学ばずに、同じ思考や行為を繰り返しているのは問題なのです。
多くの人は自分を変えることを否定します。
未熟な者ほど、自分が正しいと思い込んでいるのです。
それは、視野の狭さが影響しているのです。
未熟な者ほど視野が狭いために、より良い方法を知ることができず、受け入れることも難しいのです。
あなたが頑(かたく)なに自分の主張を押し通そうとしていることに気が付いたのであれば、それでは何も変わらないということを思い出しましょう。
知識を実行するのは簡単ではありません。
頭では分かっていても、意地を張るのです。
人は未熟です。
あなたは未熟なのです。
そのため、頑なに押し通そうとする主張も未熟です。
あなたが大切にしていることなど、何の価値もないということを理解する必要があるのです。
あなたには信じられないかもしれません。
しかし、あなたの主張など、次の瞬間には役に立たないようなものであるのです。
価値のないものを守るほど愚かなことはないのです。
人は、新たな価値を求めて進まなければならないのです。
自分自身を改めることによって、先へ進みましょう。
小さな価値を守ることに必死になって、大きな価値を損なってはなりません。
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