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「”天”から受け取った言葉を紹介しています。少しでも、あなたのお役に立ちますように」

2016年7月4日月曜日

美しい人生

人生を豊かなものにするためには、美学を持たなければなりません。
何をするにも、それを豊かなものとするためには美学が必要なのです。
多くの人は美学を持ちません。
美学とは、美しく仕上げるためのルールです。
それが美しく仕上がるためにやらなければならないこと、やってはいけないことがあるのです。
そのルールを守らなければ、美しく仕上げることはできません。
美しさとは豊かさです。
感性はそれぞれに異なります。
そのため、美しさを美的感覚で計ることはできません。
例えば、自然界に存在するすべての存在は調和しています。
すべてが共存し、共栄しているのです。
そこには何の無駄もありません。
それは豊かさを導きます。
それが美しさなのです。
個人的な感覚による美醜(びしゅう)によって分けられるものではないのです。
あなたが醜(みにく)いと思うものであっても、調和の中にあれば美しいのです。
蜘蛛(くも)を嫌う人がいます。
蜘蛛の姿形(すがたかたち)や動きを嫌うのです。
しかし、蜘蛛は美しい存在です。
それは、蜘蛛を嫌っている人よりも、十分に自然界に貢献しているからです。
その生き方は美しいのです。
生き方が美しいことを認識すれば、その姿形や動きの美しさに気が付くこともできるでしょう。
美しさを理解することができないのは、無知を所有しているからなのです。
必要な存在は美しいのです。
この世界に存在するもので不要なものがあるでしょうか?
残念ながら、そのようなものは存在しません。
あなたが嫌悪している苦悩や敵なども、そのすべてが必要であるのです。
それは、すべてが美しいということなのです。
美しいものを嫌う生き方に、美学があるでしょうか?
多くの人は信念は持っています。
しかし、美学は持たないのです。
例えば、嘘を吐いてでも結果を残そうとします。
そこには信念が存在するでしょうが、美学は存在しません。
自然界は正直です。
生存するために擬態(ぎたい)を用いますが、嘘を吐いている訳ではありません。
そこには生存という単純な目的しかありません。
それは、美学であるからです。
嘘とは、目的を隠すことです。
人は嘘を用いることが許されています。
そのため、美学を持たずに生きることも許されているのです。
相手のため、社会のため、世界のために貢献するかどうかは、自分の意思によって決めることができるのです。
人が美しく生きるということは、貢献して生きるということです。
何かに対して貢献する生き方こそが、美しいのです。
多くの人は自分勝手に生きています。
自分の感情や事情を優先し、主観を主体として生きているのです。
そこには美学はありません。
自分勝手な者が美しく仕上げようとは思いません。
何かを美しく仕上げるためには、それを受け取る相手が必要なのです。
プロフェッショナルの仕事が美しいのは、顧客のために生産しているからです。
自分のためのアマチュアの仕事は、美しさに欠けるのです。
それは、自分のための仕事であるために妥協(だきょう)を許してしまうからです。
貢献することが美しさの原因なのです。
信念を持って生きることは大切なことです。
しかし、それだけでは十分ではありません。
信念の上に美学を持って生きなければならないのです。
あなたは人生という仕事をしているのです。
美しく生きなければなりません。
心が汚れないように注意しましょう。
美しい人生に仕上げましょう。
顧客である全人類、全生命体のために、美しい人生を遺しましょう。

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