どのような道においても、そこに可能性を見出すためには、不足を満たす働きをしなければなりません。
不足にこそ可能性があるのです。
道は、不足に向かって切り開かれます。
不足が存在するために、道が出来るのです。
しかしながら、多くの人は不足に気が付きません。
多くの人が気が付いているのは、飽和(ほうわ)なのです。
道における飽和とは、常識のことです。
満たされているものが常識となります。
多くの人は常識に従って行動します。
そのため、道を切り開くことができないのです。
すでに満たされているものを供給したところで、何の益もないのです。
不足しているものを供給するからこそ、そこに益が生じるのです。
道における不足とは、非常識のことです。
多くの人は非常識を嫌います。
それは、過去から連なる自分にとっての合理的な思考を所有しているからです。
過去の成功や失敗体験が、人に常識的な思考を植え付けます。
今まで通りに行っていれば成果が上がると考えるのです。
しかしながら、人の所有する合理的な思考は、すでに道に飽和している状態です。
合理的な思考によって導き出される方法は、他の誰もが考え付くことなのです。
道は、可能性を求めています。
それをあなたに求めているのです。
常識的な考えや方法は安心を導くでしょう。
それは、多くの人の心の底には不安があるからです。
常識を離れることは、不安を煽(あお)ることに繋がります。
合理的な思考がそれを嫌います。
そして、常識から外れないようにと働き掛けるのです。
そして、多くの人が飽和の中に更なる飽和の材料を投じるのです。
可能性を得ることがなければ、道は衰退していきます。
根が詰まれば、樹木は衰えるのです。
樹木が豊かに育つためには、根を伸ばし続けられる空間が必要なのです。
人の道は、無限の空間です。
人は可能性を無限に伸ばし続けることができるのです。
しかし、可能性を伸ばすためには、常識から離れる必要があるのです。
非常識を愛し、道の不足を満たそうと努めるのであれば、あなたは可能性を得ることができるでしょう。
既存の方法を続けて豊かさを増す仕事があるでしょうか?
仕事が豊かさを増すためには、新しい試みを行う必要があるのです。
同じことを続けるのが仕事の意義ではありません。
変化し続けることが仕事の意義であるのです。
あなたは変化し続けなければなりません。
停滞を許してもらえるほど、この世界は簡単ではありません。
物事を展開させるためには、常識を覆す必要があるのです。
どのような道においても、非常識を始める者が可能性を得るのです。
常識に捕われてはなりません。
なぜ、他人を気にするのですか?
他人に対する配慮は必要です。
自分勝手に行ってはなりません。
しかし、それは非常識を行ってはならないということではありません。
あなたは履き違えてはならないのです。
自分のために非常識を行えば、それは自分勝手な行為となるでしょう。
しかし、他人や世の中のために非常識を行うことは、最高の貢献となるということを覚えておきましょう。
退屈な繰り返しに益があるのでしょうか?
この世界は非常識を求めているのです。
新たな可能性を待ち侘(わ)びているのです。
常識を打ち壊すのはあなたの仕事なのです。
あなたの仕事は、不足を満たすことなのです。
他人が求めているのは不足を満たしてくれる仕事です。
他人が求めているのは、新しい環境なのです。
非常識によって、あなたは世界を新しく作り替えましょう。
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