この世界は、苦しみの果実の収穫場です。
人生は苦しみの果実を生産する果樹園なのです。
あなたは農場主なのです。
そこに植わっている果樹とは、歪んだ感情です。
価値観とは、感情の集合体です。
様々な感情が一つに集まることによって、価値観が形成されています。
様々な感情の樹木が植えられているのが、価値観という果樹園という訳です。
価値観は、感情の状態によって決まるのです。
求められているのは、感情の質なのです。
人生を生きる者は皆、多くの歪んだ感情を所有しています。
歪んだ感情とは、恐怖に根差した感情のことです。
感謝することができない感情は歪んでいるのです。
あなたの目的は、歪んだ感情を解消することです。
歪んだ感情を解消するためには、歪んだ感情と向き合わなければなりません。
歪んだ感情と向き合うことによって、あなたはそれを消化することができるのです。
歪んだ感情から目を背けているのであれば、それを解消することができないということを理解しておきましょう。
果樹園の主人であるあなたの仕事は、苦しみの果実を収穫することです。
あなたは収穫量を上げなければなりません。
そして、質の良い果実を育てなければならないのです。
苦しみの果実は、あなたが苦しみを覚える程に太ります。
あなたが苦しみと向き合うということは、果実と向き合うということなのです。
果実に向き合う程に、果実の質は高まります。
果実に向き合わなければ、虫や鳥や動物、風雨や雪などによって痛んでしまいます。
苦しみから目を背けるということは、仕事を怠けるということなのです。
あなたは苦しみのたっぷりと詰まった果実を育てなければならないのです。
そのために、あなたは苦しみに向き合いましょう。
良い仕事をすれば、良い収穫を得られます。
あなたは苦しみの果実を収穫しなければなりません。
収穫した果実は、調理して食さなければなりません。
苦しみの果実は、そのままでは苦くて食べられたものではありません。
そのため、あなたはそれが美味しくなるように工夫する必要があるのです。
工夫して調理すれば、それは美味な果実となります。
それは、絶品の一品となるのです。
これ以上の食事は存在しないのです。
しかしながら、多くの人は苦しみの果実の本当の味を知りません。
それは、苦しみの果実が食べられるものだとは思っていないからです。
多くの人は、苦しみの果実を捨ててしまいます。
そのため、苦しみの量は減らないのです。
目的は歪んだ感情の解消です。
そのためには、苦しみを喜びに変えなければならないのです。
そのためには、工夫しなければなりません。
あなたは苦しいことに対して、ただ苦しいと決め付けてはなりません。
それは、苦しいことかも知れませんが、工夫次第で最高の喜びとなるのです。
多くの人は価値を知らないために損をしています。
あなたは損をしたくはないはずです。
苦しみは最高の利益を生み出すものなのです。
あなたは苦しみを捨ててはなりません。
他人が苦しみを捨てるのであれば、あなたはそれを拾いましょう。
そして、他人の分の苦しみの果実も調理して美味しく食べてしまいましょう。
そうすれば、あなたは徳を積むことになります。
あなたが苦しみを喜びに変えることによって、他人は苦しみが喜びに変わることを知るのです。
それは人助けです。
そして、あなたは更なる徳を積むことになるのです。
苦しみと向き合い、それを喜びに変える方法を探しましょう。
人生から苦しみが無くなることはありません。
苦しみの果樹が無くなれば、あなたは腹を満たすことができないからです。
苦しみがあることに感謝しましょう。
苦しみが無ければ喜びもありません。
苦しみが無ければ、人生も無いのです。
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