人生は、自らの選択によってどのようにも姿を変えます。
人生は、自らの選択の結果に過ぎません。
どのような状況を受け取ることになったとしても、それは自らの選択の結果に過ぎないのです。
多くの人が、目の前の状況と自らの選択の因果を知りません。
目の前の状況が受け入れ難い時には、自らの選択との因果を否定するでしょう。
多くの人は身勝手に振る舞うのです。
自分にとって有利に思える状況は歓迎することができますが、自分にとって不利に思える状況は否定するのです。
有利も不利も、すべてが自分の解釈によって決められています。
あなたは未熟であり、その解釈は常に不安定であり、変化の途上にあるのです。
そのため、あなたには何が有利であり、何が不利なのかを決めることはできません。
しかしながら、多くの人はそれを自らの解釈の中で決めているのです。
今の自分にとっての有利が、後の自分にとっての有利として働くことは稀(まれ)です。
多くの場合、今の自分にとっての有利は、後の自分にとっての不利として働くことになるからです。
例えば、多くの人は目の前にある楽を選びます。
楽が有利だと解釈している人が多いのです。
短絡的に解釈するのであれば、目の前の楽を選ぶ方が有利を得るように思えます。
しかしながら、後になって気が付くことは、楽が有利に働いたことはないという事実なのです。
楽とは、知恵を以て効率化するということではありません。
効率化することによって円滑に物事を運ぶ状態だけを見れば楽ではありますが、そのために知恵を働かせているのです。
ここでいう楽とは、怠惰(たいだ)のことなのです。
肉体的な労働であろうと、知的な労働であろうとも、怠惰を戒(いまし)めているのです。
多くの人は楽(怠惰)を選ぶことによって、他人に人生を預けていることを知りません。
楽を選ぶ者は、他者に自らの人生を預けることになるのです。
しかしながら、多くの人は気が付きません。
楽をすることによって、他人を働かせます。
他人が働くことによって自分に有利な状況を導けると思い込んでいるでしょう。
しかしながら、成果を上げるのは行動した者だけなのです。
怠惰を目的として他人を働かせる者には決して豊かさは導かれないのです。
この世界には因果の仕組みが存在しています。
そして、人生の目的は経験することにあるのです。
豊かさは、経験することによってのみ導かれるのです。
そのため、怠惰によって有利を得ることはできません。
豊かさの原因とは、苦労だからです。
苦労とは、苦悩のことではありません。
苦労とは、自分が不利と思える状況においても最善を尽くして働くということなのです。
苦しみの中に労することです。
多くの人は苦しみを否定しますが、それはこの世界の理(ことわり)を理解していないからです。
楽を得れば不利を得ます。
労すれば有利を得ます。
経験しない者には豊かさは導かれません。
働かない者が成果を得ることはないのです。
あなたが怠惰によって楽を求めようと考えているのであれば、その心を改めなければなりません。
多くの人は怠惰に陥っています。
あなたが周囲の人達を参考にするのであれば、簡単に怠惰に陥ってしまうでしょう。
人生は、自らの選択によってどのようにも姿を変えます。
周囲の人達がどのような選択をしようとも、それを気に掛けてはなりません。
あなたには、あなたの人生の目的があるのです。
それは決して怠(なま)けることではないのです。
怠惰によって楽を得れば、あなたは苦悩を生きることになるでしょう。
勤労によって楽を得れば、あなたは苦労を生きることになるでしょう。
苦悩は停滞であり、苦労は展開です。
どちらにしても苦しみは避けられませんが、苦しみの中に苦しむことと、苦しみの中に喜ぶことは違うのです。
あなたは好きな方を選ぶことができるのです。
どちらでも好きな方を選びましょう。
あなたは行動によって、どちらか好きな方を選ぶでしょう。
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