すべての人は、自分の人生を生きています。
	あなたは、あなたの人生を築かなければなりません。
	あなたが他者の人生を生きることはできません。
	それと同じように、他者があなたの人生を生きることもできないのです。
	人は、自分の人生を生きなければならないのです。
	他者の人生に介入しようとしても、その試みは失敗に終わります。
	なぜなら、人には自分の人生の問題があり、他者の人生の問題に携わるほどには力が無いからです。
	多くの人は他者を助けようと考えます。
	他者を助けようと考えることは崇高(すうこう)です。
	あなたが他者を助けようと考えているのであれば、その考えを大切にしなければなりません。
	しかしながら、あなたが他者の人生に介入できることがあるとすれば、それはあなたが考えているよりも小さなことなのです。
	あなたは、隣の家の敷地に入ることは許されても、敷居を跨(また)ぐことは許されません。
	他者の人生に介入しようと試みても、近付くこと以外には何もできないのです。
	隣家に侵入すれば、主人によって報復を受けることになるでしょう。
	どのような理由を掲げても、あなたは他者の人生に介入することはできません。
	あなたが他者の代わりに何かを成し遂げることはできません。
	他者の代わりに問題を解決し、豊かさを導くことなどできないのです。
	あなたには、他者の代わりは務まりません。
	あなたには、あなた以外を務めることはできないのです。
	そのため、あなたが他者を助けようと考えるのであれば、直接的な介入を避けなければなりません。
	己(自我意識)を働かせて、差し出がましくでしゃばってはなりません。
	あなたが他者を助けるのではないのです。
	他者は、自分を自分で助けるのです。
	あなたにできることは、その手助けだけなのです。
	多くの人は、自分を”救世主”と誤解しています。
	残念ながら、どのような人物にも他者を救う(助ける)力はありません。
	どのような力を以てしても、他者の人生に介入し、その主導権を奪うことはできないのです。
	あなたにできることは、他者に方法を伝えることだけです。
	どう考えるかを伝えることだけなのです。
	どうするかは、他者が自分で決めることです。
	行為するもしないも、他者に任せれば良いのです。
	人生は自分によって決断し、自分によって創造するものだからです。
	他者の介入を受ける人生など存在しないのです。
	あなたは他者から何かしらの影響を受けているかも知れませんが、他者があなたの人生を決定している訳ではありません。
	他者からどのような影響を受けようとも、人生を決定しているのはあなた自身なのです。
	自分以外が人生を創造してはいないのです。
	しかしながら、多くの人は自分が人生を決定していることにすら気が付いていません。
	そのため、他者に依存する心を強めます。
	そして、幸福も問題も他者の責任とするのです。
	幸福であるのは、誰かがいてくれるからだ。
	問題があるのは、誰かがいるせいだ。
	このように、幸も不幸も他者に依存するのです。
	あなたの幸福は、本当に他者によるものなのでしょうか?
	あなたの問題は、本当に他者によるものなのでしょうか?
	考察しなければなりません。
	その人がいてもいなくても、あなたは幸福を実現することができるはずです。
	その人がいてもいなくても、あなたは問題を抱えていることでしょう。
	他者があなたの人生に介入することは許されてはいないのです。
	あなたがいてもいなくても、相手は幸福を実現することができるはずです。
	あなたがいてもいなくても、相手は問題を抱えていることでしょう。
	あなたが他者の人生に介入することは許されてはいないのです。
	自分と他者の人生を混同してはなりません。
	あなたが許されるのは、どう考えるかを伝えてもらうことだけです。
	あなたが他者から新たな方法を得たのであれば、それを試しましょう。
	自力でしか、人生を変えることはできないのです。
	互いに許されていることは、考え方の交換だけです。
	それ以上を求めてはなりません。
	目測を誤り、依存の穴に落ち込んではなりません。
	
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