あなたは、あなたとして生まれました。
他の誰でもありません。
そして、これはあなたの人生なのです。
あなたが、この人生を生きているのです。
しかしながら、あなたはあなたを見失っています。
それは、様々な教育によって、”余計”を身に付けたからです。
すべての人は、”余計”を身に付けなければなりません。
それは、あなたがあなたであるためです。
あなたがあなたであるためには、あなたがあなたであることを実感する必要があるのです。
あなたがあなたであることを実感するためには、あなたがあなたを思い出さなければならないのです。
あなたがあなたを思い出すために、あなたはあなたを見失わなければならないのです。
人は愚(おろ)かな存在です。
当たり前を当たり前と思い込むのです。
当たり前を当たり前と思い込んでしまえば、無意識に過ごすことになるのです。
無意識に過ごす者は、目の前の状況に対して、何の気付きも得られません。
人は、目の前の状況の中の自分に気付くのです。
自分に気付くことによって、あなたはあなたを思い出すことが出来るということを知りましょう。
無意識に過ごす者は、自分に成ることが出来ません。
すべての人の人生の目的は、自分に成るということなのです。
自分に成ることが出来ない者は、豊かさを得ることが出来ません。
自分に成ることが出来ない者は、幸福を得られないのです。
人は自分にしか成れません。
努力の先には自分が存在しているのです。
魚が鳥に成ろうとして、鰭(ひれ)を翼に真似て空を飛んだとしても、それは魚でしかないのです。
魚が水を拒絶したとしても、そこから離れることは出来ません。
魚として生まれたのであれば、魚として生きる必要があるのです。
魚が鳥に成ろうとするのは、現実逃避に他なりません。
魚が努力をすれば、それは美しい魚となるのです。
魚は魚です。
魚が鳥に成ることはないのです。
鳥が魚に成ろうとして水に潜ったとしても、鳥は鳥のままなのです。
あなたはあなたにしか成れません。
誰かの真似をしたところで、誰かに成ることは出来ません。
すべての努力は、自分に成るためのものなのです。
大切なのは、自分を知ることです。
あなたは、あなたでしかないのです。
あなたは、あなたであることが最善なのです。
他の誰かのように成ろうとしてはなりません。
あなたはあなたとして生きることを考えなければならないのです。
人は、自分にしか成れません。
そのことを覚えておく必要があるのです。
自分を拒絶したところで、苦悩が導かれるだけです。
人には、それぞれに分際が与えられているのです。
分際とは、この世界における個々の役割のことです。
あなたの分際は、あなたの大切な役割です。
それは、この世界にとっても大切なものなのです。
世界は、あなたにあなたであることを求めているのです。
すべての人は”余計”を身に付けなければなりませんが、その状態に甘んじてはなりません。
あなたは”余計”によって見失った自分を、”余計”を削り落とすことによって発見するのです。
”余計”を削り落とすためには、自力が必要なのです。
あなたは、自主的に考え、自主的に行為しなければならないのです。
自分で人生を選択することこそが、自分で生きるということです。
あなたがあなたであるためには、自分の人生に責任を持つ必要があるのです。
これは、あなたの人生です。
どうするかは自分で決めましょう。
誰も、あなたの代わりを務めることは出来ません。
人生は、あなたがあなたに成るための時間です。
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